第27話

二十三話
22,610
2020/03/30 04:33
さとみ
さとみ
んで、ころん。
昨日のことだけど…
ころん
ころん
あぁ、僕は下がるよ。
さとみくんの応援したい
さとみ
さとみ
そんなのは俺が許さないよ?
自分にもっと正直に生きな。
話についていけないのはさておき、さとみはころんにニコッと笑いかけた。
ころんは目を見開き、少し震えていた。

すると、真顔になって私に向き直った…
なにか決意でも固めたかのような表情だ。
え、すごく怖い←
ころん
ころん
…僕、あなたが好き。
さとみくんがあなたのこと好き
だから引こうと思ってたけど…ホントに好きだから////
僕じゃ、ダメ?

頬を少しかき、笑いかけてきた。
…唐突すぎじゃないか??
あなた

私は今まで、そういうのとは無縁
だった。だから、よくわからないし実感もわかない…でも、それでいいのなら…

さとみ
さとみ
おおおお、ストップストップ。
俺の存在忘れてるっしょ。
慌てて止めに入られた。
謎にぷぅっと頬を膨らませジタバタしてる…男の人でも可愛いな←
さとみ
さとみ
俺も、あなたが好き。
いや…愛してるよ。
あなた

あっ…愛して…/////!?

連続はきつい。連続じゃなくてもキツイけどもっとキツくなってきた。

じっと目を見つめられる。
自分の心まで見透かされるような気がして、なんともいえない感覚に陥った。
あなた

二人とも、私なんかより可愛くて
いいところが沢山ある女の子は星
の数ほどいるぞ?

さとみ
さとみ
ふはっwどんだけいんだよw
腹を抱えて笑っている。
しかし、そこで更にみんなが私を見る。
るぅと
るぅと
僕もっ、あなたが好きです。
ずっと前から惹かれてて、
大好きです…////
莉犬くん
莉犬くん
この流れは俺も言わなきゃ
いけないかなぁ?
いやどんな流れだよ(切実)
莉犬くん
莉犬くん
好きですっ!
俺と付き合いませんか??
ななもり。
ななもり。
うーん…俺も言わなきゃ駄目
そうだね。俺に守らせては
くれませんか?まぁあなたは
強いけどね(笑)
明らかに狙ってる莉犬と、敢えて下側につくななもり。
ジェル
ジェル
俺は…この前言ったよな。
んーでもなぁ…とにかく!
あなた、愛してんで((ボソッ
耳元で妖艶な声で囁いてくるジェル。


私は…私は…??どうしたいんだ??
みんな好きだ。敵と思っていたけれど、
とても大事にしてくれるし、自分自身も倒す気が失せた。
その中で選ぶということは、まだ出来ない。


かなり悩んでいる私の為に、わざわざさとみが助け舟を出してくれた。
さとみ
さとみ
あー、唐突に言われても困るよね。勿論今すぐ選べとは言わないよ。ゆっくりでいいよ。
あの時のジェルの顔がフラッシュバックして目の前をチカチカさせる。






とにかく私は、大変なことになってしまったのである!!



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最後…( ´•ω•` )

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