あなたside
あなた『え … いや,は?』
父「黙っててごめんな」
20分前 私とお兄ちゃんである天月が
お父さんに呼ばれリビングに行った .
そんなことは今までもあったし,
軽い話と思ってたのに …
・
父「今から言うことはこれから先も大事なことだ」
父から告げられたのは,
私たちは血が繋がってない兄妹であること .
同じ施設で育った私たちを養子縁組で引き取り
月浜家の家族として迎え入れられたこと .
2人を引き取ったのは共働きの両親だったから
寂しい思いをさせないようにだったらしい .
私が1歳でお兄ちゃんが2歳のときだったから
もちろん覚えてる訳もなく,
私が高校を卒業したら言うつもりだったらしい .
この前卒業したしお兄ちゃんも独立するのが
決まったからタイミングがいいからだとか .
あなた『 … それがもし本当だとしても,今すぐに信じろって言われても無理だからっ』
父「それは当たり前だ」
天月「 … わかった . もう戻ってもいい?」
父「あぁ」
天月「 … あなた,話したいことあるんだけど」
あなた『 … ? なに?』
天月「部屋いこ」
父「今からちょっと会社行かなきゃなんだ」
天月「わかった あんま無理しすぎないでね?」
・
あなた『お兄ちゃん … ?』
天月「血が繋がってないってことはさ,もう 我慢しなくていいんだよね?」
あなた『なにを … ?』
天月「ずっと我慢してた . 兄妹だからこの気持ち抑えなきゃって思ってた . 兄妹じゃないならもう我慢することないよね? あなた 好きだよ . 」
あなた『 … へ!? ちょ,本気 … ?』
天月「本気」
あなた『 … じゃあ,私も我慢しない』
天月「それって … 」
あなた『好きなの … 私も我慢してた . お兄ちゃんがしゃべる度にその声にドキドキして,触れる度にそこが熱くなってドキドキしてっ … //』
天月「キスしていいかな … ?」
あなた『まっ … //』
天月「待たない」
チュッ
あなた『んっ … はぁっ//』
天月「あなたとのキス甘くてすき」
あなた『なにそれ//』
天月「続きするよ … ?」
あなた『初めてなんだけどッ//』
天月「初めて貰えるの好都合だから」
あなた『 /// 』
天月「かわい」
天月「顔真っ赤じゃん」
天月「今から喋れないぐらいに愛してあげる」
♡next♡
🔞 入 り ま っ す .
そ う ゆ う の 無 理 だ か ら っ て 人
U タ ー ン お 願 い し ま っ す .
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!