父さんの案で夕飯は、外食に
行きつけの店なんだとか .
見るからに " 豪 華 " という言葉を引き寄せる
ガラ ガラ ッ
「名取様、お待ちしておりました」
着物を着た品の良さそうな女性が出迎えた
「いいですね、奥さんは御妊娠??」
俺とあなたは頭を下げた
「それでは、こちらへ。シェフがお待ちです」
女性について行った
「名取様、お待ちしておりました」
「承知致しました。」
" ワ ン ラ ン ク 上 " ??
この人は何を言っているのだか
.
テーブルには、飲み物が運ばれてきた
グラス合わせて音を立てた
カ チ ン 🥂 ))
普通とは思えないお酒が喉を通っていった
あなたは見慣れないお店にキョロキョロ
「お待たせしました」
そう運ばれてきた、よく分からない料理
顔を見合わせる
料理名も名前が難しすぎて、聞く気にもならないし。
ナイフとフォークを使って丁寧に口に運ぶ
「お口にあって、光栄です」
シェフが見ていることもあって、中々思うようには食べられない
笑って誤魔化す
.
「またね。」
「…はい、」
帰りの道のりへと、車を走らせた .
結局、母さんと面と向かって話せなかったのを悔いに残らせて .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。