第62話

独り占め
2,415
2019/08/19 23:10
名取颯馬
名取颯馬
あなた不足か…
その言葉が何度も頭をよぎる










名取颯馬
名取颯馬
ただいまぁ
貴方
颯馬!おかえり
気が利くあなたで、玄関からリビングに行くまでの扉を閉めてきてくれた
チュッ
貴方
ん、//
名取颯馬
名取颯馬
お母ちゃん来てるの?
貴方
うん、まぁね…
名取颯馬
名取颯馬
どうしたの?
貴方
なんでもない
名取颯馬
名取颯馬
後で教えて?
貴方
うん、ありがと
今日のあなたの顔はどこか寂しそうだった









😃「あー、颯馬!おかえり」
リビングには、テレビを見るお母ちゃんの姿があった
名取颯馬
名取颯馬
ただいま、
貴方
じゃあ、夕飯にしよっか、
名取颯馬
名取颯馬
今日の夕飯は?
貴方
今日はね、冷やし中華にしてみたよ?
名取颯馬
名取颯馬
おぉ、いいね
貴方
たまにはこうゆうのもいいでしょ笑
名取颯馬
名取颯馬
そうだね
抱きしめたくなる気持ちをぐっと抑えて、席に着いた


























😃「あなたちゃん、私先に寝てるね」
貴方
あ、はい!布団は向こうの和室に敷いてあります!
😃「ありがとう」
貴方
いえいえ、
そうコミュニケーションをしていたのは、21時半を回った時のこと
キッチンで、洗い物をしている所を















ギュッ
貴方
どうしたの?
名取颯馬
名取颯馬
俺、あなた不足
貴方
ふふっ
名取颯馬
名取颯馬
なに?
貴方
私も颯馬不足だった
するとあなたは、洗い物をして濡れてしまった手を軽く拭いて俺の手をどかす
名取颯馬
名取颯馬
え?もう終わり?
貴方
違うよ
貴方
後ろからだったら、颯馬しかパワー入らないじゃん
マエカラギュッ
名取颯馬
名取颯馬
もう、可愛いすぎ
貴方
可愛くないし


























あなたの温もりを感じながら、幸せを実感した

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