お昼の休憩時間
プルルルルッ📲
名前を見てみると、
電話⇘
😃「もしもし?颯馬?」
😃「今、丁度こっちに来てるから家に1泊させてくれない?」
😃「どこのホテルもいっぱいなんだって」
一瞬、家に帰ればとも言おうと思い、時計を見ると15時。今日は、事故があってお昼の休憩の時間遅かったんだよな…
😃「了解、じゃあね」
プチッ📲
あなたに連絡するか…
プルルルルッ📲
俺は全部話して…
プチッ📲
お母ちゃんにも、電話をして、仕事に戻る
。
何となく家に帰りたくない気持ちを引きずりながら、仕事を終えた
いつものようにエレベーターの前で待っていると
聞こえた。
やばい、緋山先生に今思ってることバレる…
そう言うと、緋山先生は俺の携帯を取ってじっくり観察
あー、バレた…
、
携帯を返しながら俺の肩を叩いて呟く緋山先生
。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!