勝利先輩の気持ち


病室を出た勝利はジン達と目を合わせた

ジン達は一礼し、部屋に入っていった

病院を出た勝利は泣いていた

勝利はあなたに嘘をついていた

勝利の目からは涙が落ちた

勝利はそう心に誓った。目の前には夕日が沈んでいた

～ジンの気持ち～

ジンはあなたが好きだった。

席が隣で最初に仲良くなったのもあなただったし、
何より優しくてフレンドリーだったいつも笑っていて、人の異変にすぐきずく。
気配り上手で負けず嫌いでノリがよく誰とでもすぐに仲良くなれる。


きずかないうちに惚れていた

あなたが大好きたった


……でもあなたが好きなのは多分廉だ

分かってるだけど渡したくなかった

～廉の気持ち～

俺はりおが好きだ。


いつも笑っていて、仲間想い。美人で、察しのいい、優しい人だ
りおはあなたの事をとても大事に思っていてみんなの事が大好き。
誰かが傷つけられると自分の事のように怒っていた

だからあなたがこうなっていることを1番心配して、怒っている



……ただ、りおはジンが好きだ。ジンがあなたを購買に誘っていると
決まってｼｭﾝとした顔をする。りおの目はいつもジンを追っかけていた


それでも俺はりおが好きだ

～玄樹の気持ち～

俺は全部知ってる
ジンがあなたを好きなことも、あなたが廉を好きなことも、廉がりおを好きな事も。

1番近くで見てたから。
俺はあなたの事が好きだった。辛そうな時は絶対にそばに居れるように。

ずっと隠してきた。誰にも言わずに。これからもそうする。

俺の気持ちを知ったとしても、あなたは俺のことを好きにならない

それが分かるから、俺はあなたが廉とくっつく事を応援することにしたんだ

～りおの気持ち～

私は、ジンが好き

いつも優しくて、大人で1歩みを引いている。器用で何をさせてもこなしてく。とてもクール
何があってもあまり取り乱さず冷静だ。物知りで気の利く優しい人


……でもジンはあなたが好きだ。だからあなたの事がホントに羨ましい
いつもクールなジンなのに今日はものすごく取り乱していた
もし殴られてたのが私でも、あんなに走ってくれるのかな?




私は廉に好かれている。あなたが廉の事を好きなのも知っている
でも私が好きなのはジンなんだよ。ごめんね廉