廉side
りお、ガチ告白かぁ、、、
まあ、俺に勝機がないことなんて100も承知してる。
りおが好きなのはジンだ。俺か入り込む隙間もない。
知ってる、わかってる、でも期待してる自分がいる。
もしかしたらって考えちゃう自分がいる。
どうすんだろうな、、りお。
俺だったらいいな、
俺じゃないかな、
まぁ、そうだよね、
分かってたよ、
りお、泣きそう。
1番泣きたいの、俺やない?
気づいたら俺はりおを後ろから抱きしめてた
ずっと抱きしめてたかった、、
叶わぬ恋ほど辛いものってないのかもしれない。
もしかしたらって考えちゃう自分を
情けない、と思わなければならないのが辛い
でも、、まだ、、諦めたくないよ……
もう少しだけ、もう少しだけでいいから、
りおのこと、考えていさせて。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。