第32話

そらの甘え
1,785
2018/09/24 13:05
あなた

おはよー

いつもの待ち合わせの場所で友達と合流して学校へと向かって歩いていた。
クラスメイト
おはよー
スタスタと歩きながら校門の前についたころ、後ろからクラクションを鳴らされた。

ばっと振り返ると見覚えのある車と人だった。
あなた

げっ!?

クラスメイト
だれ?
あなた

あ、一緒に住んでるおにぃの友達

クラスメイト
ええええ!?マジ!みる!
あなた

いや、先に行ってて!

クラスメイト
えー、
あなた

いいから!

クラスメイト
んー、わかったよ、
あなた

じゃ!

 ダッシュで車の元へと走った。
登校してくる皆んなの視線がこちらへとチラチラくる。
あなた

ちょ、りっくん!?

リクヲ
リボン忘れてたよ
あなた

あ、ほんとだ

リクヲ
あなたの事だから気づいてないと思ってたんだよね
あなた

ありがとう!

そらちぃ
あなた、俺には?
あなた

え、そらもいたんだ、

リクヲ
あなたの所行くって言ったら俺もーってついて来ちゃってさ
そらちぃ
そう!なんかさ、ちゅーとかないの?
そういい、窓の外の私に向かって助手席から頬を出してきた。
リクヲ
いや、なに2人そんなに距離縮まったわけ?
あなた

いや、そんなわけない

そらと、思いが通じあったことはまだ内緒だった。
付き合う流れにも今はなっていないし、かんがえられないから。
そらちぃ
いーもん、帰って来てからの楽しみにしとくから
あなた

はいはい

リクヲ
あなた、時間大丈夫?
あなた

あ、やば、もう行くね、りっくんありがとう

そういい、窓を閉めサングラスをかけ直してエンジンをかけ直していると
クラスメイト
あなたーやっぱ来ちゃったよー
あなた

え、はやく、はやく、出て!!

 走ってくる友達をみてりっくんに行った。
リクヲ
う、うん
車が出たのを確認すると、不機嫌そうに友達は口を開いた。
クラスメイト
なんで、あなたってさ、家族とかのこと一切話してくれないの?
あなた

それは、ちょっと、うん、

クラスメイト
???
あなた

いずれ話すから

クラスメイト
どーだか、、、
この話は、校内に入ってからも続いた。
帰宅後、真っ先に玄関にそらが来た。
そらちぃ
おかえり
あなた

た、ただいま

そらちぃ
ん、ん、
あなた

ん?

頬を突き出して何かを待っているようだった。
そらちぃ
ちゅーは?
あなた

あ、あー、覚えてたのね…

軽く触れ、私は走って皆んなのいるリビングへと行った。
エイジ
お、おうお帰り
ツリメ
凄い、迫力ある登場だったね
あなた

うん!お腹空いたからさ!

リクヲ
あなたはさー、友達と放課後遊ぶとかしないわけ?
あなた

あー、

エイジ
あー確かに、彼氏とかさ
彼氏と言うフレーズに少しドキりとした。
ツリメ
そんなに家が好きなの?笑
あなた

うん、まあねー皆んなにすぐ会いたくなるんだよね

リクヲ
あー嬉しい事いうね
エイジ
どーだか、俺だけに会いたかったんだよな?
あなた

いや、皆んなにです、皆んなに笑

この、和む場が続く事を願うばかりだった。

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