布団の中へ引きずり込まれてしまった。
目の前にはえいちゃんの顔がある。
心臓がバクバク鳴っていて、聞かれてるんじゃないかと思うと恥ずかしくなる。
やっぱり、出よう。
えいちゃん、また、寝たな。
よし、今なら。。
そう思い、私に乗っかってる手と足をそっとどけかけた、その時、
えいちゃんの唇が私の唇に触れた。
抱き締められてる。
えいちゃんの胸の中に私いる。
どうしよう。。
頭撫でられてるよ、、、しかも、足掛けられてるし。
混乱しちゃう、、、。
z Z
いつの間にか寝てしまっていた。
そして、今目を開けた。
なんて事だ。
やってしまった。
私はえいちゃんの事をギュっと力強く抱き締めている。
すぐ、手を離し、布団を抜けようとした、、。
《ガシっ
またかよ、、、。。
そう思い、えいちゃんの方を向くと、顔が目の前にあり、どんどん迫ってきた。
布団を抜け、えいちゃんを見ながら後ろへ下がる。
えいちゃんはそのリズムと同じように私に迫ってくる。
あー、だめだ。
角に追いやられた。
《ドンッ
えいちゃんが壁に両手をついた。
いわゆる壁ドンと言うやつだ。
両手で挟まれ制御不能状態だった。
えいちゃんは、ズル賢い笑みを見せ、私の唇を奪った。
抵抗したいのに、できない。
いや、したくない。。。
長い時間、角度を変えながらキスをされた。
そして、キスをしながら、えいちゃんの手が私の着ているえいちゃんの服を脱がしていく。
もう、どうにでもなれ。。
そう思ってしまっている自分がいた。
息が切れるほど、長い時間口を塞がれていたから、唇と唇が離れるたびに、声が漏れる。
そして、時期にえいちゃんの舌が入ってきた自然に私も舌を入れ求めた。
上の服は脱がされ、下着の下にするっと手が入って来た、そしてクリクリと突起物を茶化すように触られたムズムズと気持ちいい感覚に襲われた。
どうしたらいいのか正直わからなかった。
ふと、我に戻った。
ダメだ。
こんなの、ダメだ。
えいちゃんを突き飛ばし、勢いよく部屋を出た。
夜中のくせにリビングには、みんなまだ起きていた。
そして、急いで私は服を着ながら、リビングへ向かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。