━━━━━━ポケカメンside━━━━━━
そう言って部屋着からオシャレな服に着替えるあなた
なんて聞いても
だとか言って教えてくれない。
俺と出かける時でもそんなにオシャレしないくせに。
いろんな意味で心配。
行き先と誰と行くかと帰宅時間を教えて欲しい。
え、俺これ過保護?
\ピンポーン/
何が来たんだろとか思いつつ
ソファから起きるのもめんどくさいし...
玄関の方に聞き耳だけを立てる
ふぇにくろ?
玄関からそんな声が聞こえたけど無視してしまった。
浮気なの?。いや、それは無い。
だってあなた俺のこと大好きだもん。←
とか思ってるけど本当の本当は心配。
ふぇにくろ、手、出してないだろーな...
ていうか、。2人、遅くない?
昼から出かけてもう5時間はたってるのに
これ、遅いよね?
あなたの声が聞こえて安堵。
帰ってきた彼女の首元に何故か自然と目がいった
いかにもカップルがつけてそうな
2つで1つになるハートのネックレス
その片割れをあなたがつけている
出かける前、ネックレスなんてつけてなかった
え、うそ。ふぇにと2人でおそろいつけてるって事?
しかもハートだし。え、浮気なんじゃん。
どす黒い感情にじわじわと心が支配されていく。
は、。俺。何言ってんの...
目の前には驚いてぽかんと口を開けているあなた
彼女の目には次第に涙がにじんでくる
そう言うあなたの手にはもう1つの片割れのハートのネックレス。
なんだよ。そういうことかよ。
もっとちゃんと説明してよ、。
そう言って受け取ると彼女は嬉しそうに笑う
そうだ、俺はこの笑顔が大好きなんだ。
なんで疑ってしまったんだろう。
あなたのこの笑顔を一生守っていこうと心に誓った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。