第11話
ヤンデレ【gr】
戦争屋のシリーズもんです(^^)
1人づつの( ̄▽ ̄)
冷たい床に冷たい鎖が
どんどんと私の体温を奪っていく
拉致られてから何時間点何日だったのかも分からない
周りを見渡すが私を拉致った犯人の姿は見えない
低音で癖のある笑い声がこの部屋に響く
そして、ある一点で私の目が止まる
言われた瞬間嫌悪が走った
スピーカーの他にカメラがあるのをそいつの言葉から悟った
これ以上見られたくないと顔を枕に沈める
ブチッと切られた音に奴が来ると確信する
少しして遠くから コツ コツ と、靴の音が響いてくる
自然と体が強ばる
近ずいてくる足音
そして………
ガチャっと音が響き
ズレたメガネを片手で押し上げながら聞いてくるそいつ
敵国の総領
グルッペン・フューラー
戦闘態勢に入る
が、そんなものは通用しない。
両手足首を長い長い鎖でベットに縛り付けてあるからだ
そしていつもそいつは笑う。
とても嬉しそうに…楽しそうに口角をあげて
と、いつもと同じセリフを吐く
今回は違った………いつもは、私の様子を見てすぐ帰るのに
私がそういうと
またあの笑顔で
ビックリして言葉も出なかった。
なぜなら、私は、ここに来た理由も なぜこんな状態なのかも何一つ知らないからだただ知っているのは相手が 敵国の総領 であることしか知らない
途端にさっきまでのオーラはどこへ行ったのか、急に子供のような感じになった
そいつの口から紡がれるこの一連の物語
私の頭はもうパニックだった。
そして1番嫌だったのが最後の言葉
それでもう総領様はこの世に居ないと思った
やっと理解が追いついた
そして、これまでの話を理解したのと同時にもう私には自由がないのも理解した
そう言いながら私の手に指輪をかけた