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第14話

☑︎13










「...」










人間って驚いた時は本当に声が出なくなるらしい。



確か最近も同じような体験をしたよなぁ、



2回とも京本くんのせいだけど。











京本〈ほんと、中島さんは付き合いたいくらい尊敬させて頂いてます〉












改札を抜けてからも、彼の言葉が頭の中でループして止まらない。



てかまずアイドル、ましてやジャニーズがそんなことを言っても大丈夫なの?



ただのアナウンサー相手に。











 き、気にしないで下さい!!!!!!











「...あ、そういうこと?」











夜の帰り道、ひとりでにぽつりと呟く。



朝、インタビューした後に京本くんがそう言ったのって、やっぱりあの衝撃発言をしたから?













「いやいやいやいや、」









気にしないで下さいって言われても、



気にしちゃうよ。



仮にも元推しなんだから、











不意にジャケットのポケットの中に手を入れると、カサ、と指先に何かが触れた。



取り出してみると、今朝の京本くんの落としたレシート。



いやこれ、本人に渡さなきゃじゃんか...



でもレシートなんているかな?



...でも、お坊ちゃまだしレシートさえも綺麗に保管してるかも。



まぁ蓮に届けてもらえばいっか。



レシートを綺麗に財布にそっと入れたタイミングでスマホがポケットで震える。










「...もしもし?」



目黒《あ、もしも〜し?》



「どうしたの?蓮が電話なんて」



目黒《いやあのさぁ、ちょっと俺ん家まで来てよ》



「はぁ?今から?」



目黒《あ、大丈夫、ちゃんと迎え行くから》



「え、いや、そこは別いいけどなんで?」



目黒《あなたに会いたいって人が居て》



「...誰?」



目黒《お前の事が大好きすぎて辛いって人》



「?」











_つーつーつー










「ちょ、ちょっと?蓮!?」











どうしよう、電話切れちゃった、



私の事が大好きすぎて辛い人?



そんな人...心当たりなんてないけど。



なんて考えてたら目の前に車が止まった。










目黒「よ」



「は!?早くすぎない!?」



目黒「うん、スピーカーにしながら運転してたから。とりあえず乗った乗った」



「えっ、ちょ、!」









されるがまま、蓮の香水の匂いが香る車内へと押し込まれた。