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第23話

☑︎22










スタッフ「じゃあ収録終わり。休憩していいよー」











収録が終わり、ぐんっと伸びをする人たちを横目に私はスマホを持って休憩室まで走る。










.
meguro.
meguro.
あなた
meguro.
meguro.
大丈夫かー
meguro.
meguro.
あれ多分嘘だから
中 島.
中 島.
うん、大丈夫
中 島.
中 島.
全然気にしてないから
中 島.
中 島.
ごめん、仕事残ってるから戻るね
meguro.
meguro.
じゃあ帰り一緒帰ろ





蓮なりの優しさなんだろう、



普段使わないスタンプを送り付けてきて、



すこしだけ頬が緩んだ。



うん、大丈夫、大丈夫!!



京本くんとは何も無かったんだ。



少し、少しだけ喋っただけ。



そうだ、うん。



目を閉じて溢れそうになるものをこらえる。











京本「っ、はぁ、中島、さん!!」










結構大きな声で名前を呼ばれてビクリと肩を震わせると、京本くんがごめん、と砕けた口調で話しかけて来た。



...やだなぁ、今1番話したくない相手なのに。











「なんですか、」



京本「あの、えと、もしかしたら、中島さん、知ってます、よね、熱愛の、」



「...あぁ。知ってますよ」



京本「あれ、あの、お泊まりなんてしてないし、」



「...なんで」



京本「え、?」











「なんで、私にそんなこと話すんですか?」



京本「え、いや、」



「私じゃなくて、上の方に言う言葉じゃないんですか?私に言って、どうするんですか」










どんどん顔が引きつっていく京本くんを見て自分に嫌気が差す。



あーだめだ、今すぐ立ち去れ、ここから。



これ以上京本くんに話し掛けるな。










「...失礼、します」



京本「え、待って!!!!!」












ごめんなさい、ごめんなさい、



私なんかただのアナウンサー、ううん、一般人に等しい存在、



京本くんは、キラキラ輝くアイドル。



″ 皆の ″アイドルなんだ。



こんな感情、持っちゃいけない。



こんな感情、捨てなければならない。











「っ、」











すうはぁと深呼吸をして、



平常心を保つ。



でも、後ろから追いかけてくる気配が感じられなくて、我慢したはずのものが溢れてきてしまった。