第50話

相談事

2021/03/27 07:58

七瀬　香澄

？！((ビクッ))

王海　櫂

先輩、彼女は？

東條　御影

か、彼女は、僕とおんなじクラスの七瀬香澄さんです。

七瀬　香澄

ど、どーも

東條　御影

実は、彼女には悩んでることがありまして。
僕らじゃとても手を出しようがないんです。
なので、王海くん達にと思って

王海　櫂

‥‥
わかりました。
話は、2年の少人数教室で聞きましょう。

そして、2年の少人数教室に行く

ー２年の少人数教室ー

王海　櫂

それで？相談とは

七瀬　香澄

じ、実は、私には兄と弟がいるのですが‥
一昨日ぐらいに一通のメールがあって、その内容が‥
((スマホをだしてそのメールをだす))

王海　櫂

((そのメールをみる))
お前の兄と弟は預かった。助けて欲しいのならば、このメールを受け取った三日後に、〇〇〇〇小中高魔法学校の1年の‥
！？

加賀谷　一織

ど、どうしたんです？櫂‥
！？！？

綺羅星　楓

！？

東條　弥勒

ごめんね。姫ちゃん。
俺も流石に、この話にのりたくなかったよ。でも、彼女のお兄さんと弟くんの命が‥

南沢　祈里(あなた)

ど、どーしたの？

王海　櫂

‥‥((震える)) 
〇〇〇〇小中高魔法学校の1年のみ‥南沢祈里と交換しろ
さもなければ、お前の兄や弟の命はない。
デッド・エンド

南沢　祈里(あなた)

！？

七瀬　香澄

ご、ごめんなさい！
こ、こんなメールを見せてしまって‥((震える))
兄と弟が誘拐されて‥居ても立っても居られなくて‥相談を‥

王海　櫂

‥‥

南沢　祈里(あなた)

だ、大丈夫です。
七瀬先輩。

東條　弥勒

祈里ちゃん。
俺からも謝るよ。
君は、こないだ怖い目にあったばっかだし、このことについては説得をなんとかしようとしてるから

南沢　祈里(あなた)

‥
いえ、弥勒先輩。
お引き受けします。

東條　弥勒

！？

七瀬　香澄

！？

東條　御影

！？

5人)！？！？

王海　櫂

い、祈里、正気か？！

南沢　祈里(あなた)

うん。
本気だよ。
だって、七瀬先輩の大切な家族が誘拐だよ？
こんなこと、見過ごせるわけないよ。

王海　櫂

でも‥！

南沢　祈里(あなた)

もし！！
もし‥私の立場が櫂くんだったら‥
引き受けるでしょ？

王海　櫂

当たり前だ。
俺は魔法が使える。でも！
祈里、お前は魔法が使えない。

南沢　祈里(あなた)

だから？
なんだって言うの？

王海　櫂

俺は！
危険があるって言うんだ。
この、デッド・エンドって言うやつは七瀬先輩のお兄さんと弟くんの誘拐が目的じゃない。
祈里。お前が狙いなんだ。

南沢　祈里(あなた)

そんなのわかってるよ！
この、デッド・エンドって言う人‥
悪魔でしょ？

楓・七瀬)！？

加賀谷　一織

やはりですか‥

七瀬　香澄

ど、どうゆうこと‥ですか‥？

東條　御影

やっぱり、南沢さんが狙いだったんですね。

東條　弥勒

薄々は勘づいてたけど‥

王海　櫂

多分、悪魔は七瀬先輩のお兄さんと弟くんを誘拐し、祈里を誘き寄せ、姫である俺も魔界に連れていくって言う魂胆でしょう。

七瀬　香澄

ひ、姫って‥
あの？

王海　櫂

はい。
俺は、普通の人間ではないんです。
‥‥
悪魔と人間のハーフなんです。

七瀬　香澄

！？

王海　櫂

驚かせてしまい、すみません。
でも、俺はあいつらとは違います。
あんな‥人殺しとは‥

七瀬　香澄

だ、大丈夫だよ。
少し驚いただけだから。
それに、王海くんのことは東條くん達に聞いてるから。

東條　御影

先に王海くんのことを話しておいた方がいいと思って、性格などをお伝えしていました。
でも、姫ということは伏せてました。

王海　櫂

気遣いありがとうございます。
御影先輩

東條　御影

いえ、こないだは迷惑をかけましたから

南沢　祈里(あなた)

あの、七瀬先輩。
三日後って書いてありますけど、場所とかは？

七瀬　香澄

そ、それが‥
聞いたのだけれど、答えてくれなくて‥

王海　櫂

もしかして‥
また、ここに

加賀谷　一織

厄介になりますね。
また

東條　弥勒

大丈夫だよ。
俺らが‥捻り潰してやるから
((憎し無ような顔をしながら言う))

東條　御影

弥勒。
今、そんな顔をしないでください。((ボソッ))

東條　弥勒

((はっとなる))
‥‥

王海　櫂

どうしました？
弥勒先輩

東條　弥勒

う、ううん。((ニコッ))
なんでもないよー！

キーンコーンカーンコーン‥

七瀬　香澄

もう、予鈴がなってしまいましたか。

王海　櫂

じゃー次は会うのは‥

七瀬　香澄

はい。
明日、またここに来ます。

そして、少人数教室をでる

王海　櫂

あ！
七瀬先輩。

七瀬　香澄

はい？

王海　櫂

((香澄の側により、耳元で言う))

七瀬　香澄

！？
な、なぜ、それを‥

王海　櫂

シー((人差し指を口元に近づける))
それでは、明日。

七瀬　香澄

は、はい。

そして、東條兄弟と香澄は学校に戻った

王海　櫂

((ニヤッ))
(やっぱり、あの違和感はそーゆうことか)

加賀谷　一織

櫂？
さっき、彼女と何を？

王海　櫂

いや？別に
さぁ、教室に戻ろう。

加賀谷　一織

え、えぇ。

ー終わりー

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第51話利用

音桜💙♪

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なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。