蓮side
やっぱりそうだった
あなたの他に付きあってる奴がいるなんて
幼馴染として、1人の男として許せない
あなたが黒川に呼ばれてから全然帰ってこない
『なぁ、あなた帰ってくるの遅くないか』
咲「あなた大丈夫かな?」
『俺、行ってくるわ
先生に聞かれたら保健室って言ってて』
咲「分かった」
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『あなた〜』
あなた「蓮、、、
やっぱり蓮の言うとおりだったね、、」
『もぅ、泣くなって』
あなた「だって、、、」
『俺がついてるから!』
あなた「ありがと、、、」
『じゃあ戻るか』
あなた『蓮、、、!」
『ん?』
あなた「私、翔太と話してみるね」
『でも、、、』
あなた「こんなことになったんだから、話ぐらいしなきゃ」
『そっか、じゃあ何かあったら言えよ』
あなた「ありがと!」
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このとき、俺が行くのを止めておけばあなたがもっと悲しむことにならなかったんだ
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。