昼休みのお弁当の時間。



「少女漫画みたいな甘い恋した〜い」

「そんなの現実世界にはないから夢見るだけ損だよ。」

なんてことを言うイツメン2人美羽と茉里。

美羽はスーパーロングでいつも髪を巻いて
メイクもバッチリで可愛くていわゆるクラスに1人はいる女子力高いモテる系陽キャ女子。
なんだけど…
理想が高すぎて彼氏が出来てもすぐ別れちゃうタイプ。

茉里はサバサバしてるけどしっかりもので美人でモテる。
自分の美人さに気づいていないみたい。

で…
私は見た目がかわいいとか勉強、運動が出来るとか人よりずば抜けて出来るものはない。
全くモテないしそれに…
家が貧しい。
お母さんは病気がちだしお父さんは2年前に他界した。
弟と妹を養ってお母さんを入院させるためには
私が働くしかない。



美羽「ねぇ今日このカフェ行こうよ〜」

茉里「興味ないけど行ってあげてもいいよ」

美羽「ツンデレかわいい〜♡」

茉里「ぅ、うるさいな！そんな事言うなら行くのやめよかな」

美羽「ごめんって笑。あなたは？」

『ごめん今日は無理かな』



美羽「そっか〜また今度ね！」

茉里「……」