〇「ねぇ?アレって…手作りしてるの?」
陽ねぇちゃんの家のリビングのテーブルには、色厚紙やパウチされたハートやリボンが沢山散らばっていて…
陽「そう手作りしてるの〜テーブルカードと、最後に手渡しする引き出物。大変だけどね〜w 150は作らなきゃならないし!、、でも私、小さい頃から工作好きだからw」
陽ねぇちゃんは、なんだかキラキラしていた。
来週、結婚を控えている新婦って…
ホントは今頃、マリッジブルーになってるんじゃないのぉ?w
生き生きとした陽ねぇちゃんを見てたら、少しだけ気分が変わってきた。
陽「〇〇〜暇なら手伝ってよ?、、泊めてあげるからさ!」
陽ねぇちゃんは、何も聞かなかった。
どうして学校へ行かないのかも、どうして泊めて欲しいのかも。
だから、その優しさに甘えさせてもらった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!