どこがだよ、どこがお楽しみなんだよ
え、ちょっと待て
おかしいよね?
だって私からしてテヒョンは私のことめちゃくちゃ嫌ってると思われるんだけど?
最悪だ…
ルールとかいいんだけど…
お願いだから変なルールはやめて…
え
え
え
お願い嘘です、って言ってくれ
もちろん…か
ずっと、ただ見つめあっている、無駄な時間だけが過ぎていく
絶対笑うことはない、
ただただ嫌で仕方がない
そう思ってた
その瞬間テヒョンが変顔をしてきた
あまりにもびっくりして、突然で、そして何故か笑ってしまった
BTSのメンバーの前で笑ったのなんていつぶりだろ…
あわてて元の顔に戻す
愛想笑いをいつものようにする
その2人はホソクさんが、変顔をして、グクも、ホソクさんも同時に笑い、引き分けとなった
そのあとはユンギとジミンが対戦して
もちろんユンギさんが勝った
・
・
は?
ちょっと今色んなことがありすぎて軽くパニック状態なんだけど
そりゃアイドルだから直接したら炎上するでしょ
いや、そんな急に言われても…
多分今の私の顔の色は、
ほんのりピンクとかじゃなくて真っ青だと思う
その真逆です。って言いたい
しかもソミの視線が刺さってくる
ますます混乱して意味が分からない
チュッ
本当にジミンに頭を引き寄せられてキスをした、キスっていってもガラス板越しだけど
でもなんでだろ、、テヒョンもジミンも嫌な顔ひとつしないのは…
あ、そっか、演技か、すごいなー、私なんてモロ顔に出ちゃったよ…
・
・
また変なのきた…
え、?私BTSのメンバーに触ったことなんて1度もないんだけど…
お願いだからやりたくない…
よかった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。