翼）ねー、暇なんだけど。
里）お客さん入ってるのに？
翼）だって...来てないし。
里）あぁ、例のお客さん？狙ってたよね。
翼）里津花はどうなの？
里）想像にお任せします♡
翼）がっつき過ぎたかなぁ...

志）働けお前ら。
翼）志季はいいよね、あの子ちょくちょく来てるじゃん？
志）なんの話だ？
里）恋、の話かなw
志）あぁ..成る程、待つだけじゃなく駆け引きしないとな？翼。
翼）分かってるけどさ、タイミング大事でしょ？

大）おい、ミイラ取りがミイラになるな。
志）おっと、俺まで怒られた。
里）そうゆう大はあの子と進展あった？
大）は⁈関係ないだろ。（少し赤くなって）
志）ほう、やり手だな大w
里）熱々かな？
翼）大ちゃんにも負けてるなんて！

キィ、（扉がゆっくり開いて）

翼）（！）いらっしゃいませ、カウンター席へどうぞ。

里）来たみたい。
志）さて、仕事だ仕事。
大）チェイサー冷やしますね。
志）あぁ、頼む。

それぞれの持ち場について

）遅いじゃない。
志）なんだ、側にいて欲しいのか？
）そっ！そんなんじゃないわ..///


里）お待たせしました、お姫様。
）お姫様って言えば飼い慣らせると思ってる？失礼しちゃうわ。
里）なら、何が欲しいのかな？
）...ズルい人。


大）これで良し。（冷蔵庫を閉める）

ブブブ、

大）メール。（スマホを開いて）

「今から向かいます」

大）「気をつけて、待ってる」っと。
（微笑みながら）


）お久しぶりです、翼さん。
翼）うん、久しぶり。あの時は大丈夫だった？
）っ、はい/// 大丈夫です。
翼）連絡付かなかったから、心配してたんだよ？
）あ、次の日に携帯も全部変えたので。
翼）全部って、もう会うつもりは無かった？
）（頷く）

翼）でも、会いに来てくれたんだ。どうして？
）...あの日から、忘れようとしても消えたのに消えてくれなくて。（顔真っ赤）

翼）そりゃそうでしょ？身体だけじゃなく、心にも消えないように残したからね。
（自分の唇に触れながら）

）っ!///
翼）今日も飲んでいくでしょ、お酒も俺もさ？
）//////（何も言えなくて）



翼）君が望むものすべて。
志）なんでも取り揃えている。
里）欲しい分だけ...
大）俺は応えるだけ。


またのご来店をお待ちしております。


終わり