第7話

colour:cocktail🍸3
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2019/08/03 18:18
志)雨も止みそうにないな。

店の外を眺めながら呟く

大)志季。
志)どうした、彼女はいいのか?
大)服もあらかた乾いたので、送って行こうかと思ってあとそのまま帰ります。

志)分かった、なら傘を持っていけ。里津花が持っていったから店のは一本しか残ってないがな。
大)いいんですか?
志)止みそうになかったら店に泊まるさ。
大)ありがとうございます、お疲れ様でした。
志)お疲れ、裏から帰れよ。
大)はい、それじゃ待たせてるんで。
(お辞儀をして帰ろうとして)
志)送り狼になるなよ?
大)なりませんよ!それじゃ!(帰る)

志)やれやれw




大)お待たせ、裏口から帰ろう。
)はい...あの、大さん。
大)何?
)ならないんですか?送り狼。
大)ゴフッ!!(むせた)なっ!聞こえてたのか。
)なってもいいんですよ?
大)からかって遊んでるだろ。
)バレました?w
大)帰るぞ。
)はい。

2人は店を後にする

その頃、相合傘の2人

里)店から近いんだ、家。
)そっ、だから深酒しても大丈夫ってわけ。

帰路につき、やがてマンションが見えてきて

里)ここ?
)そうよ...肩、濡れてるじゃない。

里津花の左肩が雨に打たれて濡れている

里)貴女が濡れたら困るでしょ?
)部屋に来て、コーヒーとタオルを貸してあげるから。
里)いいの?
)いいから言ってるんでしょ。

里)俺、部屋に入ったら止まれる自信ないよ?
)(!)いいから、行くわよ!

部屋に入った瞬間、奪われるようなキス

)んんっ!!
里)んっ...はぁ..ふふw こうゆうのを送り狼って言うんだっけ?
)だとしたら..ッ!..今夜はきっと満月ねw

ここにいるのは2匹の狼...

やむ事のないキスの雨に溶かされながら
熱のこもった瞳に射抜かれて

里)深く俺を求めて、俺を愛してよ。

雨音が静寂を消していく


終わり

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