第24話

Lunch time 🍴③
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2020/09/15 09:29
Lunch time 🍴③



壱流)壱星!休憩交代な。
壱星)うん、ありがとう壱流。

柊)壱流、早速だがこれを2番に頼む。
壱流)はーい、おっグラタンw

グラタンはカフェの人気メニューで俺も大好き
見るだけでちょっとテンション上がるってのも
おかしいけどw

壱流)お待たせしました、グラタンです。
)ありがとう、壱流。
壱流)なんだお前の注文かよ。
)何、私が頼んじゃダメなわけ?

英)イッチーは自分の分が残るか心配なんだよねー
(通りすがり)
壱流)うるさい!英知!
)ただの食い意地ね。
壱流)なんとでも言え、美味いんだから仕方ないだろ。
)それは分かる✨
壱流)だよな✨

テーブルのグラタンを見て

)これ、柊羽さんが作ってるのよね?
壱流)そうだけど?
)そっかw
壱流)なんだよ..意味ありげに。
)柊羽さんの手づくり料理食べれて嬉しいなって。
壱流)ふーん。
)何よ。
壱流)別に。(柊羽、柊羽ってなんだよ...)

)冷めないうちに食べよっと、仕事に戻ったら?
壱流)言われなくても戻るっての!





壱流が離れるのを見送って

)いただきます...うん、やっぱり美味しい。

初めて食べたのは壱流に連れてこられた時
美味いのがあるんだって嬉しそうに話してた
壱流がここで働くようになって
一緒に食べる機会は減ったけど...

)気付きなさいよ..

職場から少し遠いこの場所に足を運ぶのは
美味しいランチの為ではなく

)会いたいからなのに...
素直になりきれないのもあるんだけどさ。

お客さんが増えてきたので帰ることにする
レジに向かうと壱流が立っていた

)お会計、お願いします。
壱流)グラタン1つで980円な。
)じゃあ、千円で。
壱流)ん、お釣りの20円。

差し出されたお釣りを受け取ろうと
手を出した時、不意に手をつかまれる

)壱流?
壱流)...俺は柊羽みたいには無理だけど、
いつか超えてやるから覚悟しろよな!
)っ//(それって..//)
壱流)言いたいのはそれだけ!
ありがとうございました!(店の奥へ)

取り残され壱流の言葉を思い出す

)超えるって何w覚悟しろとか..

きっと赤くなっているだろう壱流を想像しながら

)とっくに負けてるよ、バーカ。

上機嫌で店を出るのだった


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