第1話

〇〇×ini

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2021/03/19 14:14


「乾くんってさ、猫みたいだよね」
「俺よく犬みたいって言われるんだけど」
名前に「いぬ」が入っているだけで、ね
まぁ別に犬でもいいんだけど
でも君は何故か猫だと言った
「何処が猫っぽいの？」
「んー……何処がって言われると難しいんだけど……何となく」
「んぇー……」
じゃあ猫みたいに甘えてみようか
「んー？どうしたの？今日は甘えたさん？」
「〇〇が猫みたいって言うから甘えてるの」
「なにそれー可愛い」
「俺男なんだけど」
「猫は可愛いものでしょう？」
そう言って俺の頭をわしゃわしゃしているがその扱いはどちらかと言うと犬だと思う

「じゃあさ、〇〇は犬の俺と猫の俺、どっちが好き？」
「どっちも」
「即答かよ」
「だってどんな乾くんも乾くんじゃん」
「そりゃそうだけど」
「だったらどんな乾くんでも私は好きだよ」
「〇〇…………！！」
「わっ、、、」
「俺も大好きだよ」
「今の乾くんは犬みたいだね」
「そう？」
「うん、しっぽと耳が見える」
「そうなんだぁ………えへへ」
「なんでちょっと嬉しそうなの」
「やっぱり言われ慣れてる犬の方がいいなぁって………あ、猫って言われるのも好きだけどね？」
「はいはい」
「ん、大好きだよ」