第4話
堕ちる。
大体のことは話したしあの女の子の様子を見に行く。
✘✘✘✘学校…天空から人間界に行くの嫌なんだよなぁ
まぁそんなことも言っていられない。
ん”ん”っと声を整えてから,いつもより低い声で。
〘墜ちろ。〙
そう言うと地面は雲と成り僕はその雲に乗って
天空から人間界へとおちる。
人間界の地面から3mほど離れたところから雲に
振り落とされた。
〘んにゃぁっ?!〙
…タンッ。
前足からふわりと着地する。
……人間の言葉を話せないのはストレスでしかない。
それとなんだあの雲。上から落とすとか。
芥かよ。
※芥はごみ、ちりという意味。※
※神の使い君だよ!?
人間界に来ると口悪い。※
……気を取り直して✘✘✘✘学校へ向かう。
少し歩いていた時に「わぁ~猫ちゃんだ~」と言われたので
人通りの少ない小道を通る。
たが、何故か分からないが
家の近くの道を通ると人間は顔をしかめ、
水をかけられ、追いかけ回された。
一番最初には何故かずぅっとおばさんに追いかけられ、
次にはおじいさんに水をかけられた。
人間界には猫に優しい人も居ると言うが、
優しくない人もいる。
まあ、僕は優しくない人の方が多い気がするけど…
なんだかんだあって✘✘✘✘学校に着いた。
近くの塀に登り トトトトト と歩く。
「あ、猫。」
〘…みゃぉう。〙
ちょっとしたサービスで返事をする。
「うわ、猫じゃん。」
違う人が僕を見て言う。
……これだから人間は…
ふいっと人間から目を背けてまた塀を歩く。
すると……
『あ…猫さんだ。』
……猫、"さん"?さん付け…?
それにこの声って……
きっと僕が○○○人にした、○○にする人だ。