第4話

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2023/11/17 16:41
落ち着きを取り戻した雪華。
そして、竈門炭治郎と、禰豆子の事はすぐに納得はいか無かったものの、話はまとまった。

鬼舞辻の情報の尾が、ようやくこの少年がキッカケで私達柱にも少し、光が見えた。

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竈門少年と、禰豆子は、しのぶちゃんの蝶屋敷に運ばれて行き、日が暮れた中、本題の柱合会議が始まった。

皆、一人一人鬼の被害状況を説明したノチ、対策をお館様が提案し、次の任務の割り振りがされた。
産屋敷耀哉
あなたは...次の任務で、蜜璃と同行して欲しい。場所は"仙豆街センズガイ"。

3名の隊士達が行方不明。および、街の若い男が、行方不明という事案が多発している。
雪華(貴方)
御意、必ず鬼を見つけて参ります。
甘露寺蜜璃
……御意!
あなたちゃんと頑張ります!!
産屋敷耀哉
ふふっ...。蜜璃、あなた、頼んだよ。無事に帰還する事を願っているからね。
それぞれ次の任務が決まり、柱合会議は終了となった。その後、外に出るなり蜜璃ちゃんがキラキラとした表情で、私の手を握り顔を近づける。

『相変わらず...女の子らしくて、本当可愛らしいな。』と思いながらも、蜜璃ちゃんとの合同でホッと胸を撫で下ろした。

そして、私は煉獄さんの方を見る。
柱合会議休憩時の中、私は煉獄さんに、"「話したい事がある。」"と言われた。

私は勿論、返事をし「ついでに雪屋敷で泊まって行きます?」と言うと「お願いしよう!!」と、目玉が飛び出るかと思う程の声量を浴びた。
甘露寺蜜璃
あなたちゃん!明日の任務、頑張ろうね!任務が終わったら、また、甘味処で恋バナしようね!
雪華(貴方)
うん...!頑張ろうね〜蜜璃ちゃん。
そうして話していると、宇髄さんと話している煉獄さんと目が合う。

すると、「待っていてくれ。」と言うように、ウィンクを飛ばされ恥ずかしくなった。
雪華(貴方)
・・・不意打ちはずるいです。
外の壁にもたれ掛かり、煉獄さんを待つと、宇隨さんも一緒に門から出て来た。
宇髄天元
すまねぇ雪華、煉獄は返してやるからな。
雪華(貴方)
っ……⸝⸝はいはい。
煉獄杏寿郎
ぬ……?
キョトンとする煉獄さん。

宇隨はニヤニヤと嫌ぁな笑みを浮かべ、煉獄の肩を叩くと、耳元で私に聞こえないように何かを言うと、見る見る赤くなり黙り込んでしまった。
宇髄天元
じゃ、そういう事で。
頑張れよ───!煉獄───!
逃げるようにその場から消え、変な空気になる。

煉獄さんは棒立ちのまま顔が真っ赤で、私は「何言ったんだ?」と気になりつつも声をかける。
雪華(貴方)
煉獄さん、大丈夫ですか?
煉獄さ〜ん!
ハッ!として少し驚くとようやく気づいた。力強い目力で、物理的に吸い込まれるのでは無いかと思うぐらい、目を開いていた。
煉獄杏寿郎
どうした雪華!…俺に何か用か!
雪華(貴方)
用って…煉獄さん柱合会議終わった後、話そうって言ったじゃないですか〜。それに泊まるんですよね?
煉獄杏寿郎
そうだったな...!俺とした事が、少しぼーとしていた!!ありがとう雪華!早速向かおう!!どっちだ!こっちか!
雪華(貴方)
違います!反対側ですよ!
いつも間違えるんですから〜
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雪屋敷に辿り着くと、いつものように玄関から「ただいま〜」と言う。

すると、煉獄さんも何故か「だだいま!」と声を張り上げ、雪屋敷の女の子達が驚く。
月子(ツキコ)
師範、お帰りなさい。と...炎柱様、お帰りなさい…?
煉獄杏寿郎
すまない!つい癖でな!
わはははは━━━━━!
雪華(貴方)
ははっ...で、今日は煉獄さん泊まるから、部屋を用意して欲しい。後、晩御飯もお願い。
月子(ツキコ)
分かりました。(こそっ)師範、同じ部屋じゃなくていいんですか?
雪華(貴方)
えっ、いいから早くして!…///
屋敷の世話役達や、継子が、いつもより嬉しそうな様子で仕事をこなしていく。

内心、恥ずかしいやら…あの子達の優しいさやらで、その気遣いが嬉しかった。

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