第119話

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6,534
2020/05/13 07:33
ソユンside










スニョン
スニョン
もーちょっと足中入れて
ソユン
ソユン
はい、
チャン
チャン
ズレてる、もう1回
ユジョ
ユジョ
はい、っ







無人島にきて3週間。


私たちは、フリを覚えきった。




ホシさんたちが付きっきりで練習に付き合ってくれるのもあって、

完成度は上がってきている。











それに、これがテレビで放送されているのもあって


私達の注目度、人気も上がってきた。









ミョンホ
ミョンホ
一旦休憩したら?
ジュンフィ
ジュンフィ
水持ってくるね
ソユン
ソユン
私行きますよ!






ジュンさんだって疲れているだろうから、

私は遠慮する先輩達を押し切り下に降りた。













スンチョル
スンチョル
…うん…あぁ、そっか笑
スンチョル
スンチョル
へぇそう…てうそうそ、ごめん
スンチョル
スンチョル
うん、また






階段をおりると、

ソファーに座って誰かと電話していたスンチョルさんがいた。






私の足音に気づき、振り向いて微笑みながら

お疲れ様、と言ってくれる。







スンチョルさんは、私達のことをよく見てくれている。


やっぱりすごいな。

私もこんなリーダーに_______












ソユン
ソユン
すみません、邪魔しちゃいました?
スンチョル
スンチョル
いやいや、そんなことないよ
スンチョル
スンチョル
あなただったから笑
ソユン
ソユン
あぁ、そうだったんですね笑






私は冷蔵庫を開け、

残りのペットボトルの本数を数えながら

8本取り出す。



そしたら、後ろから手が出てきて、

それがスンチョルさんだと気づくのにそう時間はかからなかった。






スンチョル
スンチョル
持っていくんだよね、ほら半分貸して
ソユン
ソユン
あ、あ





私の腕から4本かっさらい、

眩しいほどの笑顔を向ける。













…この人はいつもこんな感じなのだろうか。

あの人は、いつもこの優しさを受けているのだろう。










ソユン
ソユン
あなたオンニと、仲良しなんですね
スンチョル
スンチョル
まあね、練習生の時から一緒だから笑
ソユン
ソユン
わあ、長いですね笑










知ってるよ。

練習生から一緒なのも、

厳しいレッスンも乗り越えてきたのも。















スンチョル
スンチョル
ソユンも長いんだろ?
ソユン
ソユン
え?
スンチョル
スンチョル
練習生。
スンチョル
スンチョル
何年ぐらい?











.













ソユン
ソユン
う〜ん…、、分からないです、笑










私はこれ以上この話をしたくなくて



それより行きましょ、とスンチョルさんを急かしながら


階段を先に上がっていった。





















________私があの時受かっていたら。

















SEVENTEENとしてデビューできたかもしれないのに。





























スンチョル
スンチョル
…、?








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