第31話

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10,730
2020/03/27 10:05
ミョンホ
ミョンホ
ごめん、






ミョンホは申し訳なさそうに

僕の右腕をさすった













ミョンホ
ミョンホ
ヒョンの部屋、行くんでしょ
ソクミン
ソクミン
う、うん
ミョンホ
ミョンホ
何しに?
ソクミン
ソクミン
…今日ね、
ミョンホ
ミョンホ
まって









ミョンホはキョロキョロと周りを見渡し












ミョンホ
ミョンホ
やっぱ言わなくていいや
ソクミン
ソクミン
ミョンホ
ミョンホ
うーん、耳貸して






なんで聞いてきたくせに

答えようとしたらいいとか言うの、、









僕はミョンホの行動を理解出来ないまま

体を前に傾けて

ミョンホの顔に耳を近づける














ミョンホ
ミョンホ
あのね、
ミョンホ
ミョンホ
××××××××××××










え、















ソクミン
ソクミン
…それほんと?
ミョンホ
ミョンホ
うん、僕もびっくりしたんだけどね…
ミョンホ
ミョンホ
とりあえず、僕はこれだけ言いに来たから
ミョンホ
ミョンホ
先下いくね
ソクミン
ソクミン
あ、ああ…









小走りに駆けていく背中を見送り、


僕はヒョンの部屋に体を向き直した。
















ノックしようと右手を上げる














ドアに指を近づけた時














ジョンハン
ジョンハン
いやさ〜俺らまじ幸せ者
ジス
ジス
そうね〜







話し声が聞こえた













ジョンハン
ジョンハン
いっぱい支えてもらってるよ
ジス
ジス
Caratとかカメラマンさんとかマネージャーとか色々ね、
ジョンハン
ジョンハン
今の俺らがあるのって
ジョンハン
ジョンハン
ほんと奇跡だと思うよ
ジョンハン
ジョンハン
ジヌムも良い奴だし〜
ジス
ジス
うんうん、
ジス
ジス
出来る子だよね
ジョンハン
ジョンハン
そうそ〜










僕は何となく


言えないような気がした









ヒョンは本当にあいつを信用してるんだ





ヒョン…














ヒョンのため、とかじゃなくて



ただ、なんとなく



いえない感じだった






いえなかった____。

















僕はヒョンの部屋のドアに背中を向け







リビングへと足を運んだ。













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