第91話

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8,804
2020/04/18 10:22
チュンチュン…










ん、朝だ、、




目を覚ますと、隣に綺麗な顔。



あぁそうだ、ミンギュと寝たんだった…








てか、重ッ!!!!



体が起き上がらないと思ったら、ミンギュの足が乗ってる。



私はイライラしながら足を二、三発叩くと



ミンギュ
ミンギュ
痛ぁい…



と寝ぼけた声が聞こえてくる。



そして、そのまままた寝るので

乗っかった足を蹴り飛ばし、急いで下に向かう。















ご飯〜、と思ったら


人影が。










え、














あなた
あなた
なんで起きてんの?!
ジフン
ジフン
え、だめなの?







いつもは最後に起きてくるのに、

なぜかリビングに1番先にいる。



なんで?!







まさか、、












呑気に水を飲んでいるジフナに近づき、

私は声をかけた。








あなた
あなた
ジフナ
ジフン
ジフン
ん?
あなた
あなた
まさか
あなた
あなた
オールで作業したとかじゃないよね?





水を飲む喉と手が止まり、

私と反対方向に体を向ける












あなた
あなた
ねぇダメだって言ってるよね
あなた
あなた
今はカムバのことだけ考えときなよ
あなた
あなた
曲はまだいいんじゃないの?
ジフン
ジフン
ごめん…






体をこちらに向き直したのはいいものの、

目を合わせてくれない。










あなた
あなた
次したらしら…






私は言葉を言いかけた時、ある事を思い出した















ジフナ。作業室。曲。













ジフン
ジフン
何…?
あなた
あなた
も、もしかして、…消した曲…、
作り直してる…?






私は震えた声で言った








あのとき、、完全にデータが消されたから…


もし、それを作り直してるなら?



ジフナに無理させてるのは、私、?















ジフン
ジフン
あぁ、、違うよ、
ジフン
ジフン
コピーしたデータを消しただけだよ、
あれはフェイク
ジフン
ジフン
ちゃんと残ってるから。大丈夫








下を向く私の肩に手を置き、

ポンポンとしてくれる。







よかった、そうじゃなかったんだ、



安心…















じゃないよ。











あなた
あなた
じゃあ作業しなくていいじゃん!!!!!





私が大きな声を出したので、ジフナは手を引っ込ませて驚く










ジフン
ジフン
ご、ごめんって
ジフン
ジフン
気をつけるか
あなた
あなた
気をつけるじゃないやめて。
ジフン
ジフン
ごめん。。








さっき少し大きい声を出したからか、

何人かリビングにおりてきた。










ミンギュ
ミンギュ
おはよう〜
ジュンフィ
ジュンフィ
ん〜
ミョンホ
ミョンホ
はぁ〜(あくび)
あなた
あなた
はーいおはよ、ご飯待っててね






ジフナも、皆に続いて顔を洗いに行く。


















今日も、また忙しくなるな、













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