第140話

&
6,140
2020/06/29 11:29
ウジside











…やっぱり





よく考えれば、あの時分かったはず

ジュナを見張るようにして、わざわざ

ジラが何かしてますよ〜って

分かるようにするわけない

そこにカメラがあったのは、多分たまたまだ






あいつが、そんな分かりやすいことするはずない。
















スングァン
スングァン
、あ!ヒョン!
ジョンハン
ジョンハン
急にどうしたの
あなた
あなた
そうだよ、なに?





俺はリビングに戻り、

またソファーの前に座って皆を見る。










ジフン
ジフン
スペアキー
あなた
あなた
だから、その説は…










違う。盗むんじゃなくて。

















ジフン
ジフン
あいつが、作ってたとしたら?
チャン
チャン
、え、
スニョン
スニョン
まじ…か
ジフン
ジフン
いや分かんねえよ?






俺は、前にジュナと話した時のことを皆にも話した。



もしあの時、鍵穴になにかして

スペアキーを作っていたとしたら



うろうろしてた、見張ってた、も意味が分かる








ミンギュ
ミンギュ
う〜ん………
スンチョル
スンチョル
なあ、何だったんだよ〜〜
ジュンフィ
ジュンフィ
僕にも教えて、
ハンソル
ハンソル
ジュニヒョン、!






リビングのドアが開き、


ヒョンとジュナが合流する。






2人にも先程の会話の意味を説明し、

15人で輪になって話し始める。











ミンギュ
ミンギュ
じゃあ、その鍵を作ってジラが持ってたとして、
ミンギュ
ミンギュ
それをユジョに渡したってことになるよね、
ジス
ジス
でもなんでだろ?ユジョもなんか恨み…
スンチョル
スンチョル
やめろよ、ジラの指示かもしれねぇだろ
ハンソル
ハンソル
あの人…まだなんか思ってるのかな
ミョンホ
ミョンホ
ほんと何なんだろうね…迷惑
ソクミン
ソクミン
でもまだ決まったわけじゃ、
ウォヌ
ウォヌ
肩持つの?あいつの
あなた
あなた
やめて






若干不穏な空気になりかけた所をあなたがとめる。





あなた
あなた
今はユジョと鍵の話でしょ
あなた
あなた
ジラは…いいから
ウォヌ
ウォヌ
…ごめん





うーん、と唸り出す皆をよそに、


俺はジラのことを考える。











社長室に行った時。


あいつは、自分で社長に、

証拠の写真をつきつけて

俺がやりましたって言ってた。





それすらも、本当は何かの仕掛けだったんじゃねぇか?






そうだ、あいつがそんなノコノコ辞めるわけない。

現に、別のグループのマネージャーとして

常に近くにいる。置かれている。





最近はFageとのコラボも増えてきたから、

余計にあいつといる時間が多い。










ジラなら、ユジョを使うことも有り得る。




ただ、今回狙われたのはあなたじゃなくジュナ。


そこが疑問だ。





なんでジュナ?

恨まれるようなことはしないはず。
















あなた
あなた
…とりあえず、
あなた
あなた
仕事はちゃんとしなきゃダメだよ、
あなた
あなた
ユジョと会っても、嫌な顔しない
ジョンハン
ジョンハン
は、
あなた
あなた
お願い오빠
あなた
あなた
愚痴は聞くから
あなた
あなた
…大人な対応して、お願い





ヒョンは少しイラつきながら頭をかく。





まあ…あなたが言ってる方が正しいわな、

混合させちゃいけないし…










ジフン
ジフン
ヒョン、俺からも頼むよ
ジョンハン
ジョンハン
…別に、分かってないわけじゃないから何回も言うなよ
あなた
あなた
、ありがとう오빠、




この話はとりあえず終わり!とあなたが言うので

強制終了。



皆解散する。






どうしよ…、

ユジョのこと、ジュナのこと、

俺の考え…




言ってなくていいのかな、


まあ今日は終わりって言われたからもう遅いか。








そう思い、俺も部屋に戻ろうと立ち上がると、

呼び止められた。















スニョン
スニョン
ジフナ





スニョアに。












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