ドギョムは、また私の手を握る
半泣きで、私の手を強く握る
ごめんね、ごめん
もう決めたんだ、、
やめさせてください、って
そう言えばいいんだ
簡単じゃん
ドギョムはずっと首を振り続ける
スングァナも
やめて、
と言葉をこぼす
簡単なのに、、
言葉が出ないのはなんで、?
いや、やっぱり
言いたくないんだ、なぁ、
え?
え??
急な呼び捨てに、
その場の全員が固まる
あはは、と笑いながら頭をかきながら
全員を見渡す
全員が混乱している中、
ジヌムは調子を変えず、淡々と話す
ニコッと笑い、
前列のハニ오빠とジス오빠のところに歩いていく
右手を広げ、2人の前に突き出す
ジス오빠は、ポケットから
写真とボイスレコーダーを取り出し、
ジヌムに手渡した
社長は口を開けたまま、動かない。
いや、その気持ちはめちゃくちゃ分かる。
え、なんで?
ジヌムにとって、私がいなくなるのは
嬉しい話じゃないの…??
え、もう、頭パンクする、、
私たちは、ジヌムを残して
ハニ오빠に押し出されるようにして社長室から出た。
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最近更新遅くてすみません。
それでもコメントくださる方とかいらっしゃって、この小説大好きって言ってくださって、、
ほんとに嬉しい気持ちでいっぱいです。
ちょっとずつ、いっぱい出せるようにします、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!