第3話

優等生
1,235
2020/03/31 23:09





先生『はい、プリント後ろに回してー』





新しい席になり、

先生から新年度の時間割が配られる





受け取ったプリントを、後ろの矢野くんに渡し


時間割に目を通す






げー、、





月曜日1限目から体育じゃん…





週明け早々に体動かすって結構鬼だよね…






ーーーーーーキーンコーンカーンコーン、






先生『じゃあ次の授業は委員決めるからなー』






10分間の休み時間に入った



新しい席まだ慣れないなー、、






前の席は学年でもトップを争う澤野さん

隣の席は同じテニス部の山田 (ちなみに部長)

そして後ろの席がミステリアスな矢野くん




気軽に話せるのは今のところ山田ぐらいか…(失礼)






そんなことを思っていたら、
タイミングよく隣の山田から話しかけられる







山田『真野、次の大会のドロー見た?』


私「あー、見たよ!一応強豪とはベスト16ぐらいまでいかなきゃ当たらなそう!」


山田『おーまじか!良かったじゃん!』


私「男子はどんな感じ?」


山田『まー俺らはベスト4までは確実かな!笑』




うちのテニス部は男子のほうが関東大会常連校として有名だ。


女子は県大会には出れるけど関東は数年に1度出れるレベル。





私「次こそ黒高に勝てると良いね〜!」


山田『それなー。さすがにテニスでは負けたくねーよな』


私「お互い最後の大会だし、頑張ろうね!」


山田『おう!』





私たちもいよいよ引退か、、



少ししんみりする。






山田『矢野はいつ引退すんの?』


矢野『ん?俺?』


山田『バスケ部っていつなんかなーって思って』


矢野『たしか6月の大会終わったらかな』


私「矢野くんってバスケ部なんだ!?」


山田『こいつ半端なく上手いんだぞ!』


私「え!そうなの!?」


矢野『いやそんなことはない、普通だよ』


山田『何回県選抜選ばれてるんだよ!』


矢野『…………』





しばらく数えている素振りをしていたが、

考えるのをやめた模様




へー、うちのバスケ部ってそんなに強かったイメージないけど…そんな人もいたんだ…




バスケ部か…



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