第32話

変な夢
656
2020/05/03 16:44


私「お世話になりました!」




夏休み限定のアルバイトも今日が最後。

長いようで早かったなぁ




莉子『ななちゃんお疲れさま〜!』


私「莉子ちゃん!お疲れさまです!」


莉子『これで夏休みも終わりだね〜!!』


私「莉子ちゃんに会えなくなるの寂しい〜」


莉子『ななちゃんは夏休みの後はバイトするつもりないの?』


私「ん〜、一応受験生だからね…」


莉子『そうだよね〜、、実はさ、私もうひとつバイトしてて』


私「え!そうなの?」


莉子『良かったら遊びに来て!』


私「行く!」


莉子『イタリアンのお店なんだけど、美味しいからぜひぜひ〜』


私「ありがとう!莉子ちゃん、私とまた会ってね〜(泣)」


莉子『当たり前じゃんっ!』







そうして私の夏休みは終わった

家に帰り、明日の準備をしてベッドに入る







私✉明日からまた学校だね!


矢野✉そうだね。秋服だね。






秋服!!そっか、、、

カーディガンとかセーターの時期だ!!

矢野くんの秋服たのしみ〜






私✉明日席替えあるかな?


矢野✉どうだろ?


私✉また矢野くんと席が近かったら良いなぁ


矢野✉うん、俺も。


私✉そう祈って今日は寝よっと!


矢野✉うん。良い夢見れると良いね。


私✉うん!矢野くんもう寝るよね?じゃあまた明日学校でね!


矢野✉うん。おやすみ。






もう0時になる、、

私もそろそろ寝よう、、






電気を消してしばらくするとウトウトしてきて
目を閉じた。







ーーーーーーーガチャ、








コタ『あれ?寝た?』



私「……ん?…………コタ?」







朦朧としながら目を開けると、ドアの隙間からうっすらと光が差していた







私「………どうしたの?」



コタ『いや、そこでお前のかーちゃんに会って…』



私「あぁ、お母さん…」



コタ『久しぶりに会ったからって、さっきまでリビングで話してた』



私「あははっ(笑) 久しぶりにコタに会えて嬉しかったんじゃない?最近忙しそうだったし」



コタ『そうみたいだな。てかお前寝るんだろ?悪かったな、じゃあな』



私「んーコタ、最近何かあったー?」



コタ『え?なんで?』



私「んーーなんか元気なさそうだったから」



コタ『別にそんなことねーよ』



私「んーなら良いけど…」



コタ『ほら、早く寝ろ』



私「んー、、」







そこまで言うと、私は眠気に負けて意識を失った














ん、、









眩しい、、、







これは…夢の中?










ーーーーーギュッ












ん?誰だろ?








眩しくて見えないけど








誰かが私の手を握っている








温かくて、大きな手









しばらくするとその手が離れていく







そして








ーーーーーーチュ、








柔らかい感触が唇に触れた








これって、、







しばらくするとその気配が遠のいていく








待って!









声に出そうとするけど何も出てこない








一生懸命追いかけるけど追いつかない








どんどんその背中が遠くなっていく









そしてその背中は完全に見えなくなった









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