嘘でしょ...先輩
どうして...
お前には関係ないだろ...
俺が好きでやってるんだから、ほっといてくれよ...
そう言って先輩はニヤニヤしている
その目線の先には...
先輩に撫でられて嬉しそうな猫が...
ゴロゴロと喉を鳴らしていた...
可愛い...凄く可愛い
いや、でも一番可愛いのは...
「あー?ここがいいのか〜?
しょうがねぇな〜?思いっきり撫で回してやるよ〜!」
と、言葉は乱暴でも優しい手つきで猫の頭と顎を撫で回している
...通称「朧の蛍」...
名前は夏川蛍先輩である
その先輩に私はいじめられているのだ...
本当に嘘みたい...
先輩可愛すぎるっ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。