第5話

優等生の裏の顔③
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2019/03/30 04:45
かれん
じゃあ私の性格も生まれつきだから 許してくれる?
かれんちゃんは 哀しそうな でも私を蔑むかのような目で見つめた。
みさき
そ、それは……っ
私が言葉を選んでいると 保健室のドアが開いた。
ともか
2人とも?な、なんか言い争ってた…?
私はともかちゃんとまゆちゃんを見ると、我に返り言葉が喉につっかえる。
みさき
い、いや えと その……っ
まゆ
とりあえず戻る?チーム決めするから 一応居た方がいいかも
ともか
うん、あ、調子どお?
みさき
だ だぃ じょ…ぶ
ともか
良かった!戻ろ!







in 校庭
先生
チーム決めすんぞー 女子6人 男子7人ずつな
先生
全体の人数とチーム数だとこんくらいがちょーどいーのよ
チーム決め、か……
ヤだな…
男子
あいつまた余るんじゃねー?。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ
ほら、私はどこにいても嫌われる。きっと、かれんちゃんにも…
かれん
ねえ、少し黙っててくれる?





………え?
いつものかれんちゃんと違う。
私はかれんちゃんに目を向けた。
低い声で、酷く軽蔑しきった目 さっきの雰囲気。
男子
は、何?こんな奴に絡んでるやつとか、正気じゃねー!ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
かれん
うるせーよ
男子
………え、お前 そんなキャラだったっけ
男子達の数人、女子までもがビックリしている。
なんで私のために?今まで 沢山苦労して積んできた信頼なのに。
それをドブに捨てるようなことして。
自分でも 私に価値がないことは分かってるから……。
ともか
価値ならあるよ。
みさき
…えっ?
ともか
みさきちゃんが さっきかれんちゃんに問いかけた時 かれんちゃんの中で何かが変わったのかも……、 
なんて 言ってみたりして
心を読んだような、
みさき
なんで、分かって……
ともかちゃんは私に微笑みかけると かれんちゃんの方をむく。
かれんちゃんは ゆっくり言う。そして 今まで見たことの無いような眼力で男子達を睨みつけた。
私もかれんちゃんはに視線を移した。
かれん
あっ、ごめーん!つい心の声が漏れちゃった︎wあはっ
かれん
クズはそこら辺のゴミ箱にでも埋まってろよ、ばーか
かれん
不細工をけなしていいのは美形だけなんだよ?自覚持ってなかったの?笑 あんたたちは醜いから消えればいいのになあ
男子
サーッ(´◉ω◉` )
女子
えっ、かれんちゃん……
女子
どうしたの?え、でも……
      
「さっきのかれんちゃん、カッコよかったよね」
みさき
か、かれんちゃんっ
みさき
ありがとうっ!!!
かれん
…さっきは悪かったわ
みさき
…………え?
かれん
私 嫌いな人を好きになるなんて無理だけど 今まで表面だけしか見てなかったかもしんない
かれんちゃんは 恥ずかしそうに俯いたまま話した。
私は驚いたが 
みさき
うん!気にしないで!
かれん
…………!
みさき
……一緒に チーム組まない?
かれん
しょうがないわね
かれんちゃんは 腹黒です。
でも、人よりちょっと違って かれんちゃんは素直になれんだな
なんて、勝手な解釈しちゃったりして(๑¯﹀¯๑)

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