現在、たまたま教室で暇そうにしてたから、
という嘘を六町先生がつき、
体育館準備を手伝っております。
ちなみに文化祭は二日間やるんで、
バンドは〆の二日目、閉会式前に体育館で。
スペシャルゲストとして呼ばれている。
相変わらず凄い噂になっているけど、
『FLOWER』だとは皆まだ知らず。
裏に衣装やらアンプやら必要なものを運び、
すぐに準備は整えられるようにした。
それから一時間後。
私と楓は親指を立て、雪は頷き、
文化祭まであと少し。
ダンスなどの披露に向けて活動する部活や、
屋台の点検などをするくらすなども見える外。
私達のバンドも全員で仕上げなければいけない。
文化祭、は、中学では無い行事。
つまり初めてだってこと。
それなのに、バンドで全校生徒、一般客に向け、
自分の声を聴かせるのは、少しだけ足がすくむ。
どんなスポーツ大会だって、
どんな偉い人の前で話すスピーチだって、
緊張はあまりしなかった。
それなのに、今回のライブだけは、
緊張どころか、体の芯から震えるような感じがする。
驚いた。
やっぱこういう時に優しいんだよね。
あと、鋭い。
吃驚するくらい汗をかいてるのに、
人前なんて出たいとなんて思わないのに、
何故か、皆の音に乗せられて、歌える。
あの場でしか分からない、気持ち。
皆が、いるから。
と、わしゃわしゃと私の頭を撫でた。
ヒラヒラと手を振って、先に音楽室に入る翔。
私はその手前で、走ってくる楓を待つ。
気付ける筈の、
気付けない、気持ちの正体は─────────
○o。.○o。.○o。.○o。.○o。.○o。.○o。.○o。.
あなたさん、今回も閲覧ありがとうございます!
そして…閲覧12000、ありがとうございます!!
感謝と共に、お一つ、ご迷惑をお掛けしてしまいます。
作者、私MIRAN(ФωФ)に、
本格的に受験が殴りかかってきたので(?)
更新が不定期になり、毎回遅くなってしまいます。
楽しみにしてくれている方、
お気に入りをしてくれている方、
今閲覧してくれているあなたさんにも、
大変ご迷惑おかけします。
作者は必ず復帰しますので、
それまで、どうか、待っていてください。
コメントやフォローなどは空き時間にも返します!
これからもどうか暖かい目で、
『モテ期到来です。』そして、作者を、
よろしくお願い致します!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。