掃除も一息ついて。
ピーンポーン
ほら見ろ。楓か瑞季じゃなきゃ♪は付かない。
つまり。
ガチャ
はいよ。
再びお邪魔しまーす(笑)
はいどーぞー(笑)
てか俺何のために呼ばれたの?
布団。上の棚にある。
家の中に入りながら説明する。
身長185あんなら余裕ですよっ!
バシッと背中を叩く。
いってぇ!嫌味かよ!
羨ましいんですぅー
あ、ねぇ。荷物どこ置けばいい?
お好きなとこにどーぞー?
その辺とか。
私はソファーの下を指差す。
で?その棚とやらは?
うん、こっちー。
確か押し入れ部屋にあるの。
私は押し入れの部屋を開ける。
押し入れなのに綺麗。
全ての押し入れに謝れ。
ホコリっぽいイメージじゃん。
まぁねー。あ、そのお前の目の前の棚ね!
あ、これ!?そりゃお前じゃ届かねーわ(笑)
おい、テメェ…ぶっ飛ばされたいのか…
ウソウソ(笑)
で、取れんの?
余裕。俺出すから受け取って持ってってくんね?
任せろー。
よっと。
はい。
はーい。
私はちょこちょこリビングへ行って
布団を置いてくる。
はい次ー
どうもー。
これで終わりねー。
はいよー。
押し入れ部屋の中にいる翔に。
ありがとねー!
いいって。
ねぇ、この箱何?
翔が指差した小さな箱は。
あー!それ(笑)懐かしいな。
懐かしい?昔のなの?
うん、楓との写真かな!?(笑)
うわ、見せろ(笑)
嫌だよ!はずい!
別にいーじゃねーか小さい頃位(笑)
いやいやいや、楓もだし!(笑)
アイツはそういうの大丈夫そうじゃね?
確かに、『うん、いーよー』
とか軽く言いそうだけどさぁ!!
ほら、今思ったろ。
バレたか。
でもダメダメ!
可愛くないよ!?
今もだけどさぁ!
いいから、そーいうのいーから(笑)
見てみたいんだっつーの(笑)
ぜっったい、ヤ!!
では無理矢理…
うわぁぁぁ!
間一髪取られる前に奪う。
そして、廊下に逃げる。
え、そんな!?
うん!
じゃあもーら…ってうわっ!!
はっ!?ちょっ…!!
翔は私の足に躓いて、
その勢いで覆い被さる様に倒れる。
うん、あれですね!
ゆ、床ドン!!?
顔近いわアホ!
わ、悪い…!
い、いや…こちらこそごめん…
怪我は?
ないけど…アンタは?
ねぇけど…
今どく…
すると急にドアが開いて
たっだい…
買ってき…
あ……
へぇ………
う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
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