(学校)
先生が去っていき、
あ、実は今からお昼です(笑)
さて!今日は教室でたべるか!
先生が読んでたのはほんとだけど、なぜか神田くんから静かにしてくれないかオーラが出てた(笑)
呼ばれたので一応そちらへ。
うわぁ、怖いよ?この子と運ぶんか!?
まぁ、何もないよね!
無言で何も話さないまま資料室へ。
置きおいた梨華は、こちらを向いていた。
どこかいつもと違う、笑っているけど冷酷な目で。
あ・ん・た!
ドンっ!
肩を簡単に押されてしりもちをつく。
バシャッ!
思いっきりバケツの水をかけられた。
さ、寒っ。てか着替え!
コイツとことんクズすぎるわ…!
目が狂ってるよ!
てかブスはどっちだっつーの!
すると私の後ろに周り、ガムテープで口を塞がれる。
え…嘘でしょ!!何!コイツ!
そして、私の手と足を強引に引っ張り大きな机と紐でくっつける。
かなり強度で少し引っ張ってもとれない。
どうしよ…寒くなってきた…!
ガララ、
ガシャン、
カチッ
鍵とか…用意周到か…う、ダメだ。頭痛くなってきた。
ここの窓日が入らなくて凄い寒い…!
あ、ヤバい、視界がおかしい…!
キーンコーンカーンコーン♪
終わった。どうせアイツ上手く嘘ついてんだろう、
楓もそれじゃ気づかない…誰も助けなんて…来ないのかな…!
あともう少し余裕があればぶった押したのに、寒さで体が動かなかった…!
あ、もう、ヤバ…
えぇ…こんなとこで死ぬとか一番悔いが残る場所なんだけど…?
まだ、私は…!
やることたくさんあるのに!
バスケも、バンドも!!
うっ…もうダメかな…
ごめんなさい…お母さん、お父さん…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。