数日経って、楓と学校への道を歩いていた。
もう、あと約一週間程で体育祭。
面倒だなぁ~。
あ、ちなみに楓との仲は、
前以上に良くなったと言える。
あと、楓の雪に対する感情も。
と、昨日の刑事ドラマの話をしていたら。
翔、ナイスツッコミ。
じゃなくて、
六人、いつもの道で合流し、学校へと向かう。
と、委員会のこと、諸々を話ながら学校へ。
え?授業?
私は珍しく、国語の授業で半寝。
まぁ、ここ最近色々疲れてたから、
先生からのお咎め無し。
翔は相っ変わらず、ほとんどの授業爆睡ですけど。
樹は女子と話すから、
先生に「そろそろチョーク投げる」
って言われてたかな。
雪と大和は、静か~に授業受けてた。
偉いわぁ。
あ、楓はこっくりこっくり、
寝そうになって、耐えて、
を繰り返してた。
皆して色々大変そうだなぁ。
さてさて、私も委員会っと。
女子と話す樹をひっぺがして連れていく楓。
あれでも仕事はしてるって言ってたし、
口出ししないけどねぇ。
首を傾げて、雪を見ていると。
もうとっくに帰り学活はおわったのに、
爆睡翔。
なるほどねぇ。
すると雪がトントンと叩く。
と、走り抜けてく翔。
私にも、「じゃぁな!!」と言って。
まぁ、最初から起きてろよって話だけど。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。