『これより第○○回、誠崎文化祭を開始します!』
その声と同時に、始まる文化祭。
地域の人も、他校の人も、沢山の人で賑わっている。
文化祭、一日目が始まった。
一日目午前はバリバリ仕事があるので…
そんなこんなで始まりました。
謎のメイド&執事カフェ。
稼ぎは上々、既に人がごった返しています。
流石は会計の筈の大和が宣伝しただけある。
嫌々、渋々ポスター等を描いてくれた。
そういえば顔が良い雪や翔達に寄せられて、
女性達はメロメロである。
まぁ手を動かしまくった結果、
時が過ぎるのは早くて。
午後の交代時間。お昼はまだ食べてません。
ということでお腹ペコペコ。
たこ焼、焼きそば、クレープ、アイス…etc
今日の内に食べれるもの全部食べたい。
大和のキレ気味の『どっちかにしろよ』
すごく同意しますね。めんどくさいし。
なんで動きながら驚かないといけないんだ。
間が空いてから返事されちゃったし、
やっぱ先客とか、私と回るのは…
言い張る我々の事を親指で指す大和。
酷い、そんなことしないのになぁー。
右の腕を高く上げて、大和以外満面の笑みで、
三人とは別れ外へと出た。
えぇ…大和は私達のお母さんか…。
しかめっ面して「いらない」って言ってたくせに、
好物にはしっかり食いついていったな…
いいけど、と言った瞬間、腕を強く引かれて、
何故か、引っ張られながら走っています。
急に腕を離されそして急停止。
そりゃ頭から翔にぶつかりますよ。
まぁ案の定おでこがぶつかって、痛い。
そう言ってとある方向を指差す翔。
そこには、
走らされて実は若干拗ねてた私だけど、
甘いものは、許す。美味しそうだから、許す。
一方大和。
と、実は丸聞こえ、そして気を使っていたのであった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。