第133話

116話!
945
2020/07/06 22:59
『これより第○○回、誠崎文化祭を開始します!』
その声と同時に、始まる文化祭。
地域の人も、他校の人も、沢山の人で賑わっている。


文化祭、一日目が始まった。
一日目午前はバリバリ仕事があるので…
碧未 翔
碧未 翔
はーい、二つホットケーキとアイスコーヒー入りました~
女子
こっちもイチゴパンケーキとふわふわカップケーキ入りました~!
紫夜 (you)
紫夜 (you)
出来てる、運んで。
真田 楓
真田 楓
はい、もう焼いちゃお~
神田 大和
神田 大和
いらっしゃいませ。
芹川 樹
芹川 樹
あっ、誰かそこのコップ取って~
三鷹 雪
三鷹 雪
せめてマグカップって言いなよ、
あと、注文入ったよ。
男子
おーい、三鷹ご指名入ってんぞ羨ましい。
三鷹 雪
三鷹 雪
は?
紫夜 (you)
紫夜 (you)
いつからうちはホストになったんだ馬鹿。行かなくて良し。
芹川 樹
芹川 樹
そして鷹っち、
その顔で『は?』は駄目だ。
そんなこんなで始まりました。


謎のメイド&執事カフェ。


稼ぎは上々、既に人がごった返しています。


流石は会計の筈の大和が宣伝しただけある。


嫌々、渋々ポスター等を描いてくれた。
そういえば顔が良い雪や翔達に寄せられて、


女性達はメロメロである。


まぁ手を動かしまくった結果、


時が過ぎるのは早くて。
真田 楓
真田 楓
あなた!どこ回る!?
紫夜 (you)
紫夜 (you)
外の屋台は今日の内に制覇する。
午後の交代時間。お昼はまだ食べてません。


ということでお腹ペコペコ。


たこ焼、焼きそば、クレープ、アイス…etc


今日の内に食べれるもの全部食べたい。
真田 楓
真田 楓
あちゃー、目的違いすぎて笑う。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
何々、楓どこいくの?
真田 楓
真田 楓
え、障害物お化け屋敷。
神田 大和
神田 大和
どっ、ちかに、しろよ。
芹川 樹
芹川 樹
ナァイスツッコミ~!
大和のキレ気味の『どっちかにしろよ』


すごく同意しますね。めんどくさいし。


なんで動きながら驚かないといけないんだ。
三鷹 雪
三鷹 雪
奇遇だね、俺も行きたかった。
碧未 翔
碧未 翔
は?俺やだよ?
紫夜 (you)
紫夜 (you)
じゃあ翔屋台行こ~。
碧未 翔
碧未 翔
……お~。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
ぅえ、ごめん、嫌か。
間が空いてから返事されちゃったし、


やっぱ先客とか、私と回るのは…
碧未 翔
碧未 翔
逆でーす。嬉しいよ。行こ。
三鷹 雪
三鷹 雪
ハッ……………!(羨ましい)
芹川 樹
芹川 樹
鷹っち大丈夫?…じゃないか、
口開けたまま硬直してる…
神田 大和
神田 大和
そして楓も嬉しさのあまり固まってんな。
芹川 樹
芹川 樹
あ、大和っちは?どうする?
神田 大和
神田 大和
翔の方に着いてく。暴走しかねない。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
人聞きの悪い!!
碧未 翔
碧未 翔
そうだぞ!!
神田 大和
神田 大和
な?
言い張る我々の事を親指で指す大和。


酷い、そんなことしないのになぁー。
芹川 樹
芹川 樹
うん、じゃあ俺は楓ちゃんの方着いてくね!またねぇ~!
碧未 翔
碧未 翔
おっしゃ食うぞ~。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
行くぞー。
右の腕を高く上げて、大和以外満面の笑みで、


三人とは別れ外へと出た。
神田 大和
神田 大和
食いすぎんなよ。腹壊すな。
てか金…あぁ困らない奴等だったか。
えぇ…大和は私達のお母さんか…。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
それなりにあるだけ~大和も食べる?
神田 大和
神田 大和
い、ら、な、い。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
残念。
碧未 翔
碧未 翔
大和、あっちに抹茶アイスクレー…
神田 大和
神田 大和
行ってくる。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
はっや。即答じゃん。
しかめっ面して「いらない」って言ってたくせに、


好物にはしっかり食いついていったな…
碧未 翔
碧未 翔
まだ言い終わってないんだが。
碧未 翔
碧未 翔
……さて、行くぞあなた。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
は?大和置いてくの?
碧未 翔
碧未 翔
後ろからアイツと仲良い同級生見えたから大丈夫、ほれ。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
え~……ま、いいけど……さ!?
いいけど、と言った瞬間、腕を強く引かれて、


何故か、引っ張られながら走っています。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
何、そんな急ぐ!?
碧未 翔
碧未 翔
お前さてはパンフ見てないな!?
紫夜 (you)
紫夜 (you)
うん!!
碧未 翔
碧未 翔
いや元気良く返事すんな!
紫夜 (you)
紫夜 (you)
…どこ行…ぐぇっ、急に止まるか…?
急に腕を離されそして急停止。


そりゃ頭から翔にぶつかりますよ。


まぁ案の定おでこがぶつかって、痛い。
碧未 翔
碧未 翔
わり、着いた。
そう言ってとある方向を指差す翔。


そこには、
紫夜 (you)
紫夜 (you)
数量限定………シュークリームだ!
碧未 翔
碧未 翔
間に合ったな?食うか。
紫夜 (you)
紫夜 (you)
食べる。並ぼ。
走らされて実は若干拗ねてた私だけど、


甘いものは、許す。美味しそうだから、許す。



一方大和。
神田 大和
神田 大和
………謀ったな翔…案の定暴走しやがって…。僕の耳は悪くないからな…。
神田 大和
神田 大和
はぁ、ま、空気くらい読んでやるさ。
と、実は丸聞こえ、そして気を使っていたのであった。

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