影山くんの部活が終わるまで待ち続けて15分。
12月なのにマフラーもしてない…
さむい!!!!
教室で待ってればよかった…なんて後悔していると
日「あなたちゃん?」
と頭上から日向くんの声がして。
「日向くん!」
と言うと、日向くんはニコッと笑って私の横に座った。
日「今日も影山待ってんのか?」
「うん!」
日「多分もうすぐで来ると思うぞ!」
そう言うと、日向くんは寒いでしょと言って、カイロを渡してくれた。
…優しい。
日「そういえばあなたちゃんが教えてくれたところテストででたよな!!」
「でたね!!」
なんて会話をしていると
影「…あなた」
と影山くんのこえがした。
影山くんは私が言葉を発する前に手を引っ張って歩き始めた。
影「帰るぞ」
「え、うん!日向くんばいばい!!」
いそいで手を振ると、日向くんは戸惑いながらめ手を振りかえしてくれる。
…これワンチャン嫉妬ある()
影山初ゼリフはあなたちゃんの呼び捨てでした!!おめでとう!(謎)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。