俺は彼女を家へ入れた。
お茶を入れて彼女の元に持っていく。
彼女はソファで下を向いてしまった。
俺はパーカーを貸してあげて、残りの仕事に取り組んだ。
俺は夢中で取り組んでいたため、あなたが出たのは分からなかった。
ダボダボなあなたを置いて俺は風呂場へ向かった。
はぁ…ダメだ。家に女が居ると落ち着かねぇ。
あんまり意識しないようにしないと……
俺はしばらくして、タオルを被ってキッチンへ向かった。
そこにはソファに座ってテレビを見るあなたが居た。俺は缶ビールを持ってあなたの少し離れたところに座った。
俺は気にせず仕事に取り組む。
すると、肩に重さがかかる。
その時あなたは俺にキスをした。
俺は驚いて止まってしまったが、彼女を離した。
俺は缶ビールと仕事の書類を持って自分の部屋へ入った。
そしてやつに電話した。
俺はそう言うと、眠りについた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!