第8話

僕の気持ちは?
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2018/12/31 14:36
田中圭
田中圭
おい。あなた!起きろ
あなた
あなた
先輩…?
今日もなんやかんやで仕事は休めないため会社に向かう。もう亮が迎えに来ていた。
田中圭
田中圭
遅刻すんぞ〜
あなたは早く着替え始めて俺のあとを追ってきた。
吉沢亮
吉沢亮
今日は早いですね、先輩運転よろしくお願いしますね。
俺らは会社へ向かった。
勿論会社には…
窪田正孝
窪田正孝
あ、どうも。昨日はすみませんでしたね。
勿論奴がいる。席は亮の向かいで俺の隣。
田中圭
田中圭
いやぁ…こちらこそ
嫌な空気になるが、仕方なく過ごしていた。
窪田正孝
窪田正孝
あなたは…どちらの家に?
田中圭
田中圭
俺の家だが?
窪田正孝
窪田正孝
あぁ、そうでしょうね。元ヤクザの家に居た方が安全ですもんね。
奴は不敵な笑みを浮かべながら、部署を出ていってしまった。
吉沢亮
吉沢亮
じゃあ今日は気をつけて下さいね。
田中圭
田中圭
お前こそな…
吉沢亮
吉沢亮
じゃ、行きましょ先輩
あなた
あなた
え?
吉沢亮
吉沢亮
遅刻魔に見捨てられたらしいじゃないですか?
田中圭
田中圭
お前、言い方考えろって。
じゃあ俺先に帰るわ…また明日な。
俺は亮とあなたを置いて出て行った。
これで…良いんだ。

亮side

吉沢亮
吉沢亮
そんな、落ち込みます?
あなた
あなた
だって。好きって言ってくれたから…
吉沢亮
吉沢亮
僕も好きって伝えれば間に合ってました?
あなた
あなた
え?
吉沢亮
吉沢亮
俺の方が遅刻魔より先に好きだったんですけど、
あなた
あなた
亮…くん?
吉沢亮
吉沢亮
僕の気持ちは…?あんなにずっと近くに居たのに…!どうして…遅刻魔なんですか!!
俺は初めてあなたの前で声を荒らげた。
自分でも分からない。どうして…
あなた
あなた
ごめん…
吉沢亮
吉沢亮
今でも…間に合いませんか?
あなた
あなた
え…
吉沢亮
吉沢亮
あなたさん…僕の事好きになって下さい。
その時俺は後ろから突然衝撃が走った。
窪田正孝
窪田正孝
いやいや…誰があんたにやるかよ
俺はこいつの前に倒れた。
あなた
あなた
亮…くん!?
あなたは俺に駆け寄ろうとした。だけど、あいつが邪魔をする。
窪田正孝
窪田正孝
あなた…ダメだよこんな奴。
奴はあなたを抱きしめた。
吉沢亮
吉沢亮
てめぇ…
あなた
あなた
は…離して!
窪田正孝
窪田正孝
あなた…兄貴から助けてやる。その代わり俺と来い。
あなた
あなた
窪田くんも味方なんでしょ?!
窪田正孝
窪田正孝
違う。俺はあなたを手に入れるためなら、なんでもする。
吉沢亮
吉沢亮
最悪な男だな。
俺は2人を離させヨロヨロしながらあなたの前に立った
窪田正孝
窪田正孝
あなた!言っておく。もし、来なかったら皆どうなるか…
不敵な笑みを浮かべ奴は去っていった。
あなた
あなた
亮くん…大丈夫?!
吉沢亮
吉沢亮
意外と体丈夫なんで。はぁ…ちょっと付き合ってもらいますよ。本当に…
俺はあなたを連れてとあるBARに連れていった。
そこにもあなたの知り合いが居たとは…

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