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第5話

サプライズ
「はいどうぞ」


渡されたものはパックのオレンジジュースだった


「なにこれ」

「さっきあなた俺に渡してそのまんまだったろ?」



そういえば、少し持っててもらおうと渡してそのまんまだったことを忘れていた

私は少し恥ずかしくなって、その場を去ろうとした

「届けてくれてありがとう」

振り返ろうとしたその時

「待てよ
話終ってない」

その場で腕を掴まれた

「ちょっと外出ようぜ」

「....」

私は無言でついていった

「なああなた一緒に飲もうぜ!」

「お、おうよ」

きょうすけのジュースはグレープ味だった

オレンジの酸っぱい美味しさに思わず

「うま!」

と声に出てしまった

その時きょうすけは

「しっ!本当は外出ちゃダメなんだからさ!」

といい、私の口をふさいだ

「ごめん...モゴモゴ」

きょうすけも恥ずかしくなったのか、我に帰ってすぐ手を下ろした


「ひと口飲む?
俺お腹いっぱい」

まさかの間接キス...と思ったが、私は全然平気な人なので

「チューチュー」

グレープ味を飲んでみた

「これもうまい!」

「だろぅ!」

「wwwwあははは!
きょうすけ面白いwwww」

「そうか?
...あ、そういや、お前のことなんて呼んでたんだっけな...」

「急にどした?」

「あっとね...
同じ部屋の男子に女子のこと名字で呼ばないとかまじ論外って話してたから...」

「じゃあ、名字でいいよ」

「えっと...喜久川...?」

「なに?」

「はいこれ」

差し出されたのは紙だった

「おれのメールのIDだから」

「あ、ありがとう」

「そろそろ戻らないと先生が見回りに来るぞ
兄ちゃんがそういってた」

お兄ちゃんいるんだ...
そう思った

「じゃあ、また明日ね」

「おう!また明日な!喜久川」

手を振って別れた

部屋の友達からは心配されたが、先生に呼ばれていたと嘘をついた

私はその夜泣いた

悔しかったこと、嬉しかったこと、またあした、きょうすけに会えること...

思い出したらなぜか泣いていた



やっぱり好きだ


そう思った