流石に初日からずっとサボる訳にもいかず、そのまますぐに教室に戻ることにした。
今は普通教科の時間。
なんにも楽しくない。
って言うか、内容が簡単すぎる、、。
って、暇してたら、その時間の終わりの鐘がなった。
何もすることなくてぼーっと休憩時間が過ぎるのを待っていたら、誰かが息を切らして帰ってきた。
「皆聞いてッ!!次の銃の授業は3年A組と合同授業だって!」
その連絡を聞いて全員が喜んだ。
「A組ってグク様のクラスッ?!」
「きゃー!幸せー!」
「ジョングク様の銃がまじかで見えるって言うんですの?」
「早く行こッ!!!」
あーあ。
めんどくさ。
だるいし、次の授業サボろ~。
グクオッパと一緒とか、余計めんどくさい事になる予感しかしない。
流石にまた屋上に行くのは気が引けたから、保健室に行くことにした。
ガラガラガラッ!
『失礼しま~す、って、グクオッパ?』
ジョングク「あなた?」
先生「あら、どうかしたの?」
『いや、サボりです』
先生「ふふっ。女の子のサボりとか嬉しいわ」
『え?』
先生「だって、この学校は実力ないとサボりなんてできないし、、。それだったらBTSの皆しか今のところ居ないからね。」
『あ、や、実力がある訳ではないですよ?』
先生「あら、そう?まぁ、ゆっくりしていきなさい」
そう言ってどこかに行く先生。
いや、行かないで貰ってもいいですか?
先生出ていったらオッパと2人になっちゃうんですけど~?!
そんなことを思ってももう遅く、先生の姿はなかった。
ジョングク「お前がサボりねぇ~」
『だって、オッパと合同授業だよ?嫌なことがおこる予感しかしないよ』
ジョングク「失礼な~」
『そ~いう、オッパもサボり?』
ジョングク「誰があんなめんどくさい授業出るかよ。ってか、俺は実力あるからサボっても大丈夫なんです~」
『ムカつく』
ジョングク「ま、お前もあるけどな((ボソッ…」
『え?』
ジョングク「なんでも?」
それからはお互い特に話すことなく時間がすぎた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。