太一が起き上がり海の方を向いた
太一は海の中に入った
海水は冷たく、太一の体温を奪ってゆく
臣がシャッターをおす
太一の少しぎこちない表情が撮れた
パシャリ
太一のぎこちない表情を見て、臣は思わずシャッターを押した
写真を見て臣の心は満たされたような、オレンジ色の温かい空が自分自身を包み込むような感覚におちいった
臣は太一の言葉にドキッとした
その好きは誰への好きだろう、どんな好きだろう
臣の頭の中は太一の発した『好き』という言葉に埋め尽くされた
臣は、少し言いきずまった
自分に対してのことかもしれないと言う淡い期待があったからかもしれない
太一の言った通り時刻は午後5時を回っていた
太一が走り出した
それと同時に恥ずかしさがこみ上げてきた
臣は下を向いた
太一の言葉が誰に向けてなのか分かっていた、気づいていた、太一の好きは自分に向けてでは無いことを
臣の発した言葉は誰にも聴かれることなく、波打つ海に消えていった
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こんにちはこんばんはおはようです(^-^)
次回は太一君視点にしようかなとおもってます!
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