第6話

↳ 。世界一幸せなじんたんへ
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2019/12/20 14:31



teoside


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なんだか今日はキリッとして



『どした?w緊張でもしてるの?ww』


「うるさいなぁ、」





柄じゃないんだよね、w
真面目すぎてもじんたんと俺で馬鹿なことばっかやってきたんだもん。



そんなじんたんが今じゃ結婚か。

ありえなかった。
じんたんが 彼女できた! なんて言ってこなければ、

俺.失恋したんだよ?
って言えたらどんなにいいか


ちょっとだけ.

ちょっとだけ.

期待してたから、余計辛い。





じんたんが彼女を連れてきた時から3年で見事ゴールイン

「俺プロポーズする」

って真剣な顔して言うから、応援するしかなかった。

でも、もし失敗したら俺のとこにおいで.なんて言えたのにな。






まぁ、するならしかたない!!

祝うなら祝うでもちろん全力で祝う!



「結婚なにそれ。美味しいの?w」


なんて馬鹿みたいに言ってた時が懐かしい

そんなじんたんがお嫁さん貰うなんて、
きっとこれが"運命"なんだろうな.



ほんと気づかないうちにたくましくなったんだな。



綺麗なドレスを着たお嫁さんに笑いかけるかっこいいタキシードを着るじんたん。
そんな姿に涙が出た。




「何泣いてんだよ、w」

じんたんが俺を見るなり笑った。



『うるせぇ、w』

今まで我慢してきたんだ。
今くらい泣かせろバカ.












世界でひとつだけのお花みたいなお嫁さんをゲットしたお前に送るよ。



『じんたん。』



「ん、? あぁ.テオくん」


『おめでと!』


「ありがとっw」







『しっかりやれよ?w
馬鹿だからじんたん。』


俺はぎゅっと抱きつきながらそっとそっとその言葉で自分の気持ちを胸の奥に閉まった。



「っあったりまえじゃん!俺だよ!?w俺を誰だと思ってんの!w」



『じんたん幸せ?』


「ふふw」



あ、もう顔を見ればわかるわw









なぁじんたんの横にいるべっぴんさん



『あなたちゃーん!!』



「あ、はい!」



『おめでとう。』




「ありがとうございますっ。」









『安心してじんたんについて行ってね。』




「はいっ、もちろん」







『俺の分まで幸せにしてやってくださいっ』






深く深く頭を下げた。
















結婚式場に背中を向けて


『大好きだったよ。』





そう呟いた。





















俺は明日から










「『どもー!スカイピース!いえい!』」




相方として隣にいるから。_















ばいばい。俺の恋.





















✎あひるの娘





✎.けっこんしき↻ておくん



✎♪世界一幸せなふたりへ



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