teoside
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「ねー、テオくん一緒に寝ていい?」
夜寝ようかとベットの中でスマホを弄っていると、じんたんが枕をぎゅーっと、
腕の中で握りしめながら俺の部屋に入ってきた。
『ん.いいよここおいで。』
布団を捲ると(ここ)と指示するように隣をポンポン とした。
.
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『今日も疲れたね』
「お腹がいっぱいで気持ち悪い」
『大食いのあとの大食いはバカだよw』
そんなたわいもない話をしながら
隣で人形を抱っこしながらごろごろとするじんたんをじっと見つめる。
_ずっと気づかない素振りをしていたけど
じんたんが寝る前俺の部屋に来るのは、何かしらの不安を持っている時で
まぁ聞いて欲しいから来たんだろうと-なるべく不自然にならないように問いかける
『-で、どしたの?』
「なにが?」
目を泳がせて顔を人形に埋めるじんたん。
『なんかあったんでしょ?』
「別にっ、、、」
顔を覗き込んで言うとサッと目を逸らす。
そんなんで誤魔化したと思ってんの?笑
『じーんたんっ?』
じんたんの腰の辺りに手を回して苦しくない程度にぎゅっと抱きしめた
『俺、彼氏だもん。教えてくんなきゃ心配だよ?』
.こういうとじんたんは素直に話してくれるのを俺は知っていた。
-
「....俺、寂しい」
『?なんで?』
「テオくん最近ゲームばっかじゃん。」
『あぁ、そう?』
「しゅんまで呼んじゃってさ」
『え、なに嫉妬?』
「悪いかバカ。俺これでも焦ってんの」
-可愛すぎるでしょ
『はぁ、//
俺はじんたんだけに決まってんじゃん。?
だいすきなんだから。』
「じゃあ、次はまあたそ抜きで二人で実況しようね?」
『うん、いいよ、ほら』
そう言うと俺の胸埋めていた顔を上げるじんたん。
その隙をついてちゅっとじんたんに唇を落とした。
『やろっか、。?』
.
.
「んう。//
今日はやらないっ。」
『?』
「なんか悔しいもんっ//」
『俺がやりたいの。いい?』
「..それなら許すっ//」
_案外俺のが惚れてんのかも-。
✎あひるの娘
✎ゆるーい日常的な↻ておじん
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!