ルフィside
俺は最近あいつに中々話しかける事ができていない
それは前に俺があなたを傷つけてしまったからである
目を合わそうとしてもあっちが明らかに俺を避けている感じがする。
あなたと喧嘩して1ヶ月程経っただろうか
今は夜中の11時過ぎ頃。
明日に備えてもう寝ようとしたが、誰かが甲板に出る音がした。
俺は見聞色を使って甲板に出た人物を見ると、そこには今俺が1番会いたいあいつの姿があった
俺はいてもたっても居られず甲板に急いで出て彼女に喋り掛けようとしたが、その前に
そんな意味の分からないことを抜かしてあなたは俺の横を通り過ぎようとした
少しどうすればいいか悩んだが
なんのためにここに来たのか。それを思い出して俺は
あなたの手を掴みそれを阻止した
夢主side
ルフィは急に私の手を掴み私を止めた
私はルフィの言い方に若干腹が立ったので、ツンとした言葉を掛けてしまった
だって普通最初謝るでしょ。
なんで私が悪いみたいな言い方するんだよ
するとルフィはごにょごにょと小さく何かを言っている様子だったが、今のこの状況がさっきよりも死ぬほど気まずいので私はまたルフィの横を通り過ぎようとした
私が足を動かそうとした瞬間ルフィは私の肩に手を置き、目と目を無理やりでも合わせてきた
そして目に涙を溜めながらルフィは大きな声を放った
ルフィはその後も中々泣き止まずにずっと謝って来るので、私は何とかしてルフィを落ち着かせてしっかり話す事にした
私がそういうと彼は急に抱きついて来て
と安堵の言葉を漏らしていた
そして勿論私の頭はパニック状態
しばらくルフィと話してすらいないのに急にこんなスキンシップは激しすぎるよっ!!
私が言葉をかけてもルフィはより一層に抱きつく力を強めるばかりであった
けどなんだかんだ言ってこんな時も思ってしまう
やっぱ
すると急に彼は身体をピクっと跳ねて1度私から離れて問いかけてきた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。