ルフィside
俺はその瞬間何を言われたのかが分からなかった
頭が真っ白だったんだ
俺の好きな奴が泣きじゃくっていて、しかもその原因が俺にある
俺が放心している間にあなたは走ってどこかへ行ってしまった
恐らく自室に戻ったのだろう
その後も俺はその場から動けなかった
彼女の手を掴み止められなかった
すると急に頬に痛みが走った
ナミが俺の頬に平手打ちをしたのだろう
俺の取り乱した様子に仲間のみんなが驚いているのが横目で見えた
「自分のした事を振り返りなさい」ナミは俺にそう言いあなたの所へ向かった
俺はその場に座りこんで、地面と睨めっこする事しか出来なかった____
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。