第30話

にじゅうよん
1,888
2022/10/27 13:46
ルフィ
お前の事、本気で好きだ
いつもおちゃらけているルフィがやけに真剣な目つきで私を見つめてくる
その姿につい胸がドクッと動いてしまう
あなた

えっと私も好きだけど...

でもまぁ変な期待は辞めよう
それで傷つくのはいつも自分なんだから
私はもうそこまで来ていた涙が零れる前に部屋へ戻る事にした
あなた

それじゃあ私今日本当は船番だからさ、上着取ってくるね。ルフィはもう寝るでしょ?

ルフィ
だから違う!!


するとルフィは急に大きな声を出したので思わず身体が跳ねてしまう
あなた

ど、どうしたの?

ルフィ
........

私の問いにルフィは少し間を空けて答えた
ルフィ
だから俺はお前の事が本気で好きなんだ




ルフィ
友達とかそう言うのじゃなくて











ルフィ
恋愛的って言えば分かるか?






あなた

.........え?



ルフィが私の事を...恋愛的に好き?
違うきっとルフィは勘違いしているんだ
恋愛的の意味を



あなた

あのねルフィ。恋愛的って言うのは異性として見てるって事だよ?

ルフィ
そんな事は知ってる
ルフィ
俺はお前、あなたが好きなんだ
あなた

っ.....///

するとルフィは顔を赤くしている私に追い討ちをかけてきた
ルフィ
だから














ルフィ
俺と付き合って欲しい


その最後の言葉に私は今まで我慢していた涙がボロボロと溢れてしまう
私の様子にルフィは焦ったように声をかけてくる



ルフィ
そ、そんな嫌だったか..?
あなた

違う、違うよルフィ...

「じゃあどうして」と言いたそうな顔をしたルフィに私は涙を手で拭いてちゃんと彼の目を見つめ返した
あなた

ずっと片思いだと思ってて嬉しくなっちゃって




私がそう言うとルフィは大きく目を見開いて少し取り乱した。
その様子が面白くて私は少し笑みが溢れてしまう
ルフィ
それは...そう言う事だよな?
あなた

うん。そうだよ


私がちゃんと肯定の意思を示すとルフィは私に抱きついてきた



ルフィ
俺、お前の事ちゃんと幸せにするから、だから...だから



あなた

ふふっ、何プロポーズ
みたいな言葉かけてるの?



私がそう茶化すとルフィは少し顔をムッとさせ、私から一度離れた
そのまま自分の被っていた麦わら帽子を私に被せて、肩を両手で掴まれた




ルフィ
あなた、大好きだ












あなた

うん。船長、私も好きだよ










深夜11時頃。この日は丁度満月とまでは行かないが綺麗な三日月が夜空を照らしていた。
















その姿を背景に私達は唇を重ねあった____














主
ここまで読んで下さりありがとうございます!
主
それでこの作品は終わりに.....


主
___はしません!
主
今回は第一章完結。と言う事にします
主
これからは第二章が始まり付き合った後のお話を書きたいと思います。
主
詳しい事は次回話すので今回はここまで!
主
最後にここまで本当にありがとうございました!また第二章でお会いしましょ〜!

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