私がこいつの事を嫌いな理由__
それは、昔……
私が中学時代の時にこいつは私の先輩だった。
それで、こいつは私の親友と付き合っていた。
その時の親友のサランはすごく明るくて、私も見ていて微笑ましい程だった。
でもその数ヶ月後___
サランは学校を無断欠席することが増えた。
ちょうど1週間休んでいた時、先生にいろいろと机の中に溜まっているプリントやおたよりを届けるためサランの家まで訪ねた。
サランは泣いていた___
私はすぐにサランのことを抱きしめてから
『どうしたの……!』
サラン【ねぇ、私ってそんなに魅力ない……?】
そう私に聞いた彼女はどこか虚ろで
完全に狂っていた。
その後、あいつのクラスまで行って問い詰めた。
『先輩!なんでサランがあんなふうになったんですか!』
そう私が言った時、なんて言ったかあなたは覚えてる?
あなたはすこしだるそうに頭をかいてから
🐰「だってあいつ、なんか……」
"つまんねぇんだもん"
私はその言葉を聞いた瞬間から
"あなたの事が大嫌いだ"____
今あなたは私の間の前で堂々と生きている。
それがわたしには___
"許せないんだ"___
私はその事をすべてあいつに話した。
するとちょんは
何故か泣いていた____
そしてあいつが口に出した言葉は____
🐰「…………ッ」
🐰「俺、お前の為に頑張ってたんだよ……」
"あの時"____
next
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!